昨日、彼の衣装を出しました。

4ヶ月ぶりの人前での仕事。





花木さち子さんのサポートでした。










小さなお店ですが、いつもは、この倍以上のお客様が座りますが、昨日は…



座席は空席だらけ。

座れない席ばかり。




それでも、2部構成のライブに、前半後半、入れ替えで、お客様は足を運んで、ライブを楽しまれていました。






正面にはプラスチックのカバー。




勿論、お客様はマスク着用。


騒ぐ方もなく、静かに鑑賞。

飲み物や食べ物を召し上がる時に、マスクをずらして。





なんだか、色々、思いました。




「皆さん、お元気でしたか?あ、いや、お元気だからいらしてるんですよね。何を言ってるんだろう😅」と、先週から活動始めて、いつも通りのMCにならないもどかしさを覗かせる花木さん。



「庭いじりをしたり、掃除をしたり…」と、自粛期間の話をされて、あー、健全な自粛生活を楽しまれていたんだなぁと思いつつ…


ライブの内容は、素晴らしく。
自粛の期間も、基礎練習を欠かさず今日の日を迎えられたのだろうなと想像しました。


自粛明けに初めて行った馴染みのアパレルさんが「久しぶりにお店に出て、立っているのが、こんなに大変だったか!って、びっくりしました」って話してらした。


同じですよね。

歌唱しかり
演奏しかり
演技しかり

どんな仕事でも
なんだか自然に、普通に、ルーティンだった事を、突然中断すると、意識してやっていなかった動作だけに再開した時に「え、どうしてたっけ?」ってなってる人多いと思うのです。




船越英一郎さんとのリモートドラマのセリフにもあったように
実は満員電車で移動するっていうストレスみたいに思えた事が、ルーティンとして必要だったかもしれない、とか。

自粛明けの街のインタビューで「やっと本がゆっくり読めていいですね」って。
通勤時間に揺られながら読書が楽しみだった、と気づかれたのかも。



ステイホームは私達に、色んな気づきをくれました。

いい事も悪い事もあった。


でも、「気づけた事」は宝物。




そして昨日は、私、沢山の気づきを体感しました。




桑山くんが、朝からそわそわして「弾けなかったらどうしよう?楽譜、読めなかったらどうしよう?」って苦笑いしてた。

「何言ってんの?6歳から弾いてるのに、弾けないわけないじゃない!」

って、親みたいに付いていく羽目に🤣



そう。

空気みたいに演奏し続けてきた彼にとって、この4ヶ月のブランクは体験したことのない恐怖の時間でしかなかったんです。


家で指の練習はしても、歌手の人、他の演奏家の人と呼吸を合わせる、お客様の反応を感じる、表現に集中するなどなど、臨機応変の瞬発力は、現場を重ねてきた毎日によって培われたもの。1人では鍛えられない特別なスキル。

それが突然、4ヶ月ぶりに本番!



怖かったんだろね。


でも大丈夫。

かっこよかったよ。







そして拍手。





実は私、ここ数日、拍手の効果音と格闘していまして😅(詳細はまた後程👏👏)
劇場での拍手の波。
そして自分が拍手をする時の高揚感。
これを疑似体験していたのですが、久しぶりのライブに拍手しながら
「拍手されたい」



桑山に、ピアニストさんに、花木さんに拍手しながら
私も、拍手されたい


むくむくとそう思いました。






前にも書きましたが、演者、発表者にとっての拍手は、何ものにも変え難い、ご馳走です。




言葉にすると無茶苦茶ですが、私達って、拍手で生きてるって言っても大袈裟じゃないと思うのです。




お金も、食べ物も必要です。
でも、拍手が欲しい。




誰かに見てもらいたくて演じてる。
誰かに喜んで、とかあるけど、きっと、それが分かるのが拍手なんですね。

喜んでくれた証に、拍手!





演技をして、歌を歌って。
誰かに見て、聞いてもらいたい。






あー
本当にそう感じました。





表現者のはしくれとして、昨日、思った事です。

それを感じさせてくれて花木さんに感謝です。




このブログも…


ブログは決して私の独り言ではない。

皆さんへ私の気持ちを共有して貰いたくて書いてます🌈


いつも読んで下さって
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昨日は、そんな事を思った夜でした。





🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈

リモートドラマ配信してます😃

「船越英一郎×藤田朋子 編」 





こちらもリモートで収録中🌈