凄い映画を観てきました。





観たかったのに、時間を逃して映画館で観るチャンスを失っていたところへ、





23日に、DVD発売もあり、上映会があり、ご招待をして頂きました。



凄い映画でした。





物語の素晴らしさ。
演出の素晴らしさ。
風景の美しさ。




とにかく引き込まれる作品でした。





物語は、明治時代。
日露戦争の時代。
愛媛県松山で、ロシアの捕虜と、それを看護していた日本人女性のロマンスを軸に、日本人とロシア人。戦争と、それに傷つく人達。国籍や戦争、時間を超えて繋がり合う愛や、偏見。
様々なメッセージを詰め込んでいるのに、それぞれの人に想いを寄せて、苦しくなったり幸せになったり。





何よりも、主演の阿部純子さんの演技が素晴らしくて(他の方々も、勿論、素晴らしいのだけれど)日本人として、嬉しい気持ちになりました。



現代から、日露戦争時代へ。
日露戦争時代から現代へ。
二役演じておられるけど、小細工することなく、自然に、その時代の風を纏って存在している。

その大きな瞳が特徴の綺麗なお顔も、髪型や服装だけでなく、声の調子や立ち振る舞いが、確実に別の人間として存在していました。



着物姿も、看護婦姿もよく似合っていて、その着こなしにも、日常を感じました。
襟の見せ方や、帯の結び方など、本当に、当時の写真から抜け出したような装いでした。

また、アフタートークで話しておられましたが、ロシアの軍服は、ロシアから取り寄せ、細部に至るまで、当時のことを知るロシアの方に確認して使用したそうでした。


映像の面白さといえば、現代から始まる物語りが、過去の話に移る時、画質を変えて、差を出していました。
その差は、だんだんと縮まったように感じましたが、どうだったのか、監督に聞けたら良かったな、と思っていますが、過去の物語りは、どこか、白黒に後で色をつけた、昔のテクニカラー?のような、荒い画質で展開することで、物語りは、ノンフィクションの色合いを強くこちらに印象つける効果を感じました。




最近、つくづく『カメラを止めるな!』しかり、素晴らしい作品を支えている大きな要因のひとつに「無名の俳優さん」による、高い技量の演技、だと感じています。




少しでも名前が通るようになり、色々な場面で見かける俳優が、リアリティを持って作品に存在することの難しさ。
そして、無名(まだ、あまり、世の中の人に名前と顔が知られていない)の優秀な俳優さんが、プロデューサーさんなのか、監督なのか、それは分からないのだけれど見出されて、力を発揮して(役にはまって)輝きだす作品の多さに、感動しています。





今回は、私の大好きな先輩、山本陽子さん、仲良しの海老瀬はなちゃん、人気俳優の斎藤工さん、大ベテラン俳優のイッセー尾形さんに、強面ならこの人、という六平直政さん等も出演されています。


皆さん、素晴らしい演技でしたが、それは観ていて当然で、役柄も、所謂イメージから逸脱するような役柄でもなく、確かな布石。安心感がありました。
そんな中、主演のお二人、そして、ロシア人の方々、また、看護婦、日本兵、町の人の存在感。




心に染みました。







褒めるべきところだらけなので、とにかく、DVDが出ますので、観て頂きたい。




予約受付中みたいですので、是非!




着物好きにも楽しい作品です。




そして👇

クリンスイのラジオ今日も出演します。



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藤田朋子ライブシリーズ
chanter et chanter! 31
クリスマス🎄ライブ2019
12月16日(月)
18時半 開場 19時半 開演
@南青山マンダラ 
地下鉄銀座線 外苑前駅下車 徒歩5分
〒107-0062 東京都港区南青山3丁目2-2MRビルB1
Phone:03-5474-0411

出演🎄
藤田朋子  歌とお喋り
桑山哲也 アコーディオン
黒木千波留 ピアノ

小さなライブハウス
着席式で、軽食、飲み物有ります
ドラマや映画などの舞台裏話や、夫婦漫談などなど、楽しい夜をご一緒しませんか😍

お一人 ¥5.000(税込/お好きな飲み物1杯付き〕
入場はご来場順 全席自由です。
チケットご予約は
ホリプロ・ブッキング・エージェンシー
03 3779 5670