アニメーション映画『エセルとアーネスト ふたりの物語』
明日から公開❣️
観てきました。
皆さんは『スノーマン』のイラスト、アニメーション、ご存知ですよね?
その作者、レイモンド・ブリックスさんが、ご自身のご両親をモデルにしたアニメーションを描いたのです。
スノーマンのイラストのように、アニメーションは、可愛らしく、柔らかなタッチで、癒されます。
イギリスの様子、特に戦前のイギリスの生活様式が、絵だからこそ、忠実に表現されています。
イギリスらしいジョークも出てくる。
ちょっとエロかったりグロかったり、も。
それは本当の生きたストーリーだから。
予告を見ただけでは、「癒される」「かわいい」昔話、というイメージで、子供が見られるように、吹き替えバージョンがあったなら、私も参加したい!なんて思っていたけれど、内容は、深く、そして、考えさせられるものでした。
この話は、大人がちゃんと見るべきお話です。
きゅんっと、胸が締め付けられる場面もあります。
くすり、と笑う場面や、自分の家族に置き換えて、苦笑する場合もあります。
さらけだされた家族の話。
私自身は、エンディング曲が、愛するポールマッカートニーさんが担当している、というだけで興味を持っていたのですが、実は、始まってすぐに、そんなことをすっかり忘れて話に引き込まれていました。
若い二人が出会って
貧乏なのに毎日を生きて
戦争という逃げ場のない歴史の流れに巻き込まれ
それでも、大切な家族を見つめて生きた二人
岩波ホールで見てください。
是非。
見てください。