大阪、新歌舞伎座で上演中の『いくじなし』松平健さんと川中美幸さんの特別公演を日帰りで観劇しに行きました。


明治座で石井ふく子先生演出の坂本冬美さんの舞台『恋桜』を拝見したら、この『恋桜』と同じ時にお稽古をしていた『いくじなし』も凄いいよ!と出演者の方から伺って、一本でも石井先生の作品を見たい!という思いにかられた私。


石井先生が「17日行くのよ」とおっしゃったので「私も行こうかな」



先生に乗る新幹線を伺って「同じ新幹線に乗って行きます!」







来ちゃったよ〜と出演者の皆様にご挨拶。
鷲尾真知子さん。


くぅーーー!!
いい味だしとるぅー!
ほんとに鷲尾さんの存在感たら。
ほんとに華奢で小柄なのに、お着物の立ち姿、居住まいが素敵。
意地悪な大家さんなんだけど、それは生きていく為の言葉であって、人情味のある女性を演じておられます。

松平健さんや、川中美幸さん、勿論、中村玉緒さんや中田喜子さん、室龍太くんにもご挨拶。

室くんは、先日出演していた舞台『小さな結婚式』で共演させて頂いた室龍規くんの弟さん。

すらーっとして、しゅっとした雰囲気は、お兄さんに似ていて、ショーではソロコーナーも!


初めてマツケンサンバも見ちゃった!


役者さんも、最後はマツケンサンバ扮装で、キラキラで登場!


終演後に、顔馴染みの結髪さんが、はずした鬘をお持ちだったので、思わず「撮ってもいいですか?」


すごくないですか!このスパンコールの飾り!




ショーは、先生の演出ではないのですが、明治座同様、最後まで先生と鑑賞して一路帰京。


二本掛け持ちの演出の上に、ドラマのブーロデュースも抱えていらっしゃる先生。


元気だ。



その先生を追いかけて集まる私達。
大阪の公演に、東京から明治座の方々や、松竹のプロデューサーさんまで新歌舞伎座公演中日をお祝いする為に集まっておられました。



それにしても、素晴らしい作品でした。
平岩弓枝先生の作品です。
初演は森光子さんと中村勘三郎さん。
再演は山岡久乃さんと小島秀哉さん。
それを川中美幸さんと松平健さんで。
長屋で起きる普通の人たちの日常と、ほんの少しの事件。
短い話なのにドラマチック。
泣きました。

まだまだやってます。
是非ご覧ください。

そして帰京して、先生に夕飯をご馳走になりました。



美味しいよー



紫蘇の素麺の下は卵。

グラタン。


中にはトリュフ!


んごーーー!





なんど、幸せ、と口にしたでしょう。







奥のお皿は石井先生。




私達が食べる4分の1くらいを、パクリパクリ。



ほんの少しを召し上がってる。






元気な先生。






あー

幸せだ。






先生から色んなこと、たくさん、たくさん、教わりたい。

出演出来る作品は限られているけれど、先生が手がける作品を拝見することで、教わることはいっぱいある。



知りたい。

先生の心を。


覗きたい。

先生の頭の中を。






先生。



これからも、誰にも真似できない極上の作品を作って下さい。




そして願わくば、その一部となりたい。