中野ZEROホールで、菅原洋一さんの60周年記念コンサートに伺いました。
会場には、桑山くんもお世話になっているシンガーの皆様も!
またデュエット期待しています!
そして、浜端ヨウヘイくん。
このお年で、この歌声。声量。表現力。
どうなっちゃってるんだろ。
見て欲しい。聞いて欲しい。
菅原さんのパフォーマンスを!
おじいちゃんなのに頑張ってるんだー、なんて感想を抱いた方!それは全く筋違いなのです。
歳を重ねて味わい深く歌い上げる歌手。
それが、菅原洋一さんです。
表現の幅が広がり、バンドを常に変化させて、ご自身の表現を探り続ける。
アルバムに収録したままで終わらない。
同じ歌唱は、2度とない。
次に歌う歌は、また違う表現になる。
バンドとの掛け合いが楽しいじゃない!と、おっしゃる菅原さん。
新しい音楽を聴き、新しい自分を探している菅原洋一さんの姿勢を拝見するにつけ、こんな近くにいる大先輩を眩しく思う私達です。
息子の英介さんとの歌唱は、ダブル洋一かのよう。
洋一さんをサポートするようにハーモニーをつけて、それは、厚みを増し、作品を充実させていました。
よく親子共演、というコンサートがあり、大抵は、親御さんが、頑張っているお子さんを応援する形が多いように見受けますが、菅原洋一さん親子は、英介さんが、そっとお父様の傍に、こころと声と共に寄り添い、ステージに立っているのに、出しゃばらず、でもちゃんとそこで存在を示しつつ、音楽を完成させていらっしゃる。
美しい親子愛を見ました。
途中、菅原さんは!英介さんにバトンを渡して、ステージ上の椅子に座って、お父様の方がサポートする場面もありました。
その時に歌唱したのが、大切な甥御さんを失った時に書かれた曲。
『Fly'fly away』
菅原洋一さんにとっては、お孫さんにあたる方が、突然の病で、余命宣告から僅か半年足らずで亡くなられました。
まだ10代。スポーツ万能の青年でした。
これから、という時の病。
実は私達も、なんとか力になれないか、テレビでお世話になったお医者様などにも!ご相談しましたが、どの先生も「この病は難しいですね」と首を縦に振る先生には、出会えませんでした。
筋肉が動かなくなり、笑顔を作ることさえも出来なくなる日々を間近で見ていた英介さんが感じた想いを綴った作品。
色々な気持ちが交錯しました。
思わずロビーで購入しました。
皆さんの心にも、きっと届くと思います。
宜しかったら、聞いてみて下さい。
菅原洋一さんは、まだまだ現役。
ご自分の可能性を見つめて歩み続ける菅原洋一さん。
お近くでコンサートがあったなら、絶対に足を運んで下さい。
強く抱きしめた後、菅原さんは、今度は私をギュッと抱きしめて「いいんだよ。」って。
お幾つになられても紳士です。
これからも、そのお声に、感動の拍手をさせて下さい!