あと残り４日となりました。明治座『おんなの家』
私の演じる桐子の目線の先をご案内しましょう。
大きな杓文字。
これは私の。
手に馴染んできた。
下手袖から幕と客席の間の木漏れ日。
この景色。大きな劇場の景色。
これは、私しか見てない景色。
判子が置いてある。
ご丁寧に、判子がなくならないように、そして、取りやすいように、判子を立てるネジを打ってくれてます。
1幕３場で、ダンプ運転手さんの頼んだ赤出汁とお新香。
裏手で演出部さんから手渡ししてもらっています。
２幕1場で持って出るバッグ。
石井ふく子先生の私物。かわいい。
中に入ってるコンパクトは、私の私物。
父さん。
石井ふく子先生のお父様が、花村家の父さん。
父さんが亡くなって百箇日と三日。
そんな日から始まるストーリー。
お葬式から３ヶ月とちょっと。
大黒柱を失った姉妹。
仏壇の前に座る気持ち。
花舎の2階。
喋る人形たち。
そして…
喋らない人形たち。
1幕５場。
暗転の中、私が立つ。
私が並べる。
そして…
花舎の2階から降りる階段。
駆け下ります。
２幕1場。
着物で降りてくる階段。
それから…
1幕2場、３場、で私が見つめる柱。
この「店」って文字の「占」ってところが気になる。
衣装替えしては、ここに走り込んでくる。
さあ！明日も！
桐子を生きるぞ！
チケットは、検索エンジンに「席とりくん」入力。若しくはお電話でも！
03-3660-3941まで🍀
当日券もございます！
明治座では、劇場の中にレストランや喫茶、お土産売り場などなど、お芝居だけじゃなくて、半日楽しめる素敵なスポットです！
是非、皆さんでお気軽にいらして下さい！