先週の金曜日、『ありがとう、またね…』の舞台稽古の直前に、盲導犬スカイと客席を盲導犬訓練仕としてスカイと歩く場面の指導に、日本盲導犬協会の訓練仕の多和田悟さんがいらして下さいました。






写真は、初日の幕が開いてからの笑顔の写真。
多和田先生は、映画『クィール』の椎名桔平さんが演じた、あの「多和田」さんです。









私の役柄は、結婚式場の司会者を夢見る氏家トミ子が、目と耳が不自由な花嫁さん、櫻井洋子さんが演じる向井幸子さんとの出会いから、盲導犬訓練仕を目指す、というもの。




芝居の冒頭では、手話を使いながら司会の練習をするトミ子。






それから最後に盲導犬訓練仕としての場面になるのですが、なにせ、スカイは、タレント犬ではなく、本物の、盲導犬。



櫻井さんの傍にいないといけない、という使命感があるから、お芝居で、櫻井さんから離れる時には、くぅーーーーん、くぅーーーーん、と櫻井さんを探して声が出てしまったり、櫻井さんの姿を目で追い続けたり、見ていて胸が、キュンとなる場面が多々ありました。


それでも、犬、としての忠誠心を持ち続けているから、訓練仕さんがリードを持って、声を静かにかけるだけで、言うことをピシャリと聞いておとなしくなります。




それは、やはり、プロの訓練仕さんだからこそのなせる技…

一夕一朝に出来ることではありません。

でも…          !




やらねばならないのが、役者の仕事!











なんで、この時期に… なんで、このタイミングで…  !!と言いたくなるよな、本番直前でしたが、ご指導して下さる多和田先生の、的確な細やかなアドバイスで、なんとかやりぬくことが出来ました。




どうしても、ぶうちゃんを叱ったり、褒めたりする姿勢になってしまうところを、ぐっと堪えて「姿勢をピンとして」指導してる感を出すように教えて頂きました。




褒める時も、姿勢良く。
一緒に歩く時も、姿勢良く、引っ張っているのではなく、あくまで、犬が先導しているように。

客席には、盲導犬も沢山来ていて、特に広い通路のある座席には、盲導犬がお仕事中。
その中を、何事もないようにスムーズに歩くことは、少しのテクニックが必要だっあのですが、そこも、うまく切り抜けました!



カム
ストップ
ゴーストレイト
バック
ヒール
シット…

そして、カーブ



このカーブ。階段の上り下りの最初の一段目でかける言葉なのですが、階段に足をかけて、「かーーぶ」と言うと、盲導犬も脚を階段にかけて、止まる。
カーブ、って、曲がり角があるよーって意味かなぁ?と思ったら、curveではなく、縁石という意味の  curb もしくは、karb だった!
これも、多和田さんが、綴りを教えて下さって分かったこと。
勉強になるぅ!


本番も、スカイちゃんは、ちゃーんと「かーーぶ」で、お手、

写真の笑顔は、その証!
多和田先生から「グッド!」を頂きました!




私のお友達であり、鍼灸師の空治療院の空さんも、盲導犬と暮らしているので、盲導犬は、遠い存在ではなかったのですが、より身近に感じられるようになりました。















スカイちゃん。

どうしてるかな?
舞台の疲れとか出たりしてないかな?








ありがとう、またね、だね、まさに。










あ、櫻井さんと一緒に、『ふたりの詩』を聞きに来てくれるそうだから、会えるね、すぐに!



皆さんも、24日(金)、三越劇場に来てね!




カナヘイ花チケット発売中カナヘイ花
3月24日(金) 三越劇場 夜7時から
『ふたりの詩』
朗読劇とコンサート
出演 藤田朋子と桑山哲也(コンサートには、ピアニスト黒木千波留)
1部 朗読劇『みんなちがって みんないい』金子みすゞ物語
2部 歌とアコーディオンとお喋り 夫婦のコンサート
詳細はキャピタルヴィレッジこちらをクリック
または、ぴあ こちらをクリック

全席指定 5,000円  

とびだすうさぎ2皆さんでいらしてね!