不思議な夢を見た。


目を覚ました。
朝は必ずやってくるね。



前々から約束していたことがあって、出掛ける支度していたら、石井ふく子先生からお電話があって、昨日からの話をしながら涙が溢れた。


やっと泣いた。

仕事の準備中の桑山くんは、はらはらしながら、そっと見守っていてくれて。


ひとしきり泣いて「気をつけてね」とおくりだされた。


待ち合わせの表参道、みずほ銀行前で「大丈夫だった?こんな時に。」と気遣って貰って申し訳なかった。



こんな明るい日射しの午後に、独りで居たなら、きっと色んなことを思い巡らせてしまったでしょう。
逆に予定があって「助かったんだ」

ほんとに?
とかお喋りしながら、人混みの流れに乗って横断歩道を渡って。




こんな日だからだったのかな。
神様がくれたのは、想像もしていたかった素敵な方々との出逢い。




お友達のマロンちゃんに連れられて、理想のキッチン作りのためのお勉強ツアー。
マロンちゃんには「キッチン作りなんにもわからないから案内して」「朋子ちゃんのために、自分のキッチン作るみたいに頑張っちゃう!」と熱いマロンちゃん。



私はてっきり、どこかシステムキッチンの会社のショウルームに案内してもらうんだとばかり想っていたの。

そしたら…








まさに私が、ここ半年、色んなインテリア雑誌で眺めていたようなお部屋に住むお友達のお宅へお邪魔した。


マロンちゃん!
なんで私の心を読んだの!

とテンション上がっていた私。


「じゃ次は、車、ここに置いて、タクシーで広尾に行こう」
はい。着いていきます、どこまでも!




着いた先は、なんと!憧れの雑貨屋さんF.O.B COOP!






恥ずかしながら、ワタシ、感涙。



感激しすぎて、なんだかわかんなくなりそうだった。


初めて独り暮らしを始めた時、今こそF.O.B COOPに行くぞ。今なら行ってもバチあたらない、と、ドキドキしながら階段を上がった私。


桑山くんと付き合うことになって、二人で青山のF.O.B COOPで俎や包丁、ランチョンマットを買った私。


なんだか「行き着け」の場所じゃなくって、大切な時に、大切なものを買う神聖な場所、って気がしていた。



そのF.O.B COOP。



幸せを抱えて帰ったよ。





マロンちゃんがお仕事で、青山一丁目で別れて、葡萄収穫に使うカゴを買った私は、車を停めた表参道までカゴを手に歩いたよ。


きっと北風だったかも。


でも寒くなかった。



心はぽかぽかしていた。





悲しいことを忘れさせてもらった。



悲しむものは幸いです。
そのひとは慰められるからです。



神様。

ありがとうございます。



もったいないくらい幸せを戴きました。




どんなときでも、どんなことが起きても、前を向いていこう。
空を見上げて歩こう。
胸を張って進もう。



そうして生きていた方を真似て。


その方の生き方を傍で見ていたものとして。その方の美しかった姿勢を見習おう。



出来るかな私にも。
やってみよう。



やってみるね。


宇津井パパちゃん。
見ていてね。お空の上から見ていてね。



ね。