所狭しと並ぶ鬘。
四十七士、町人、武家の女子、女郎に女中さん…。
身分や年齢、住む環境やシチュエーション別に鬘も種類があるわけです。
一人で何枚も被り替える役者さんもいます。
ほんっとに、見本市みたいに、たくさん並んでます。
結髪さんは休む間もなく、点検して、形を整え、被せたり、外したり、被った人の最終手直しをしたり…。
好きでなきゃ、務まらない、職人技のお仕事の一つだと思います。
かっこいいね。
楽屋内はお引っ越しの景色。
出番が終わった小道具、衣裳はどんどん箱詰め。
大阪、新歌舞伎座行きの荷札が貼られます。
この鬘も、もうすぐ…。