藤田朋子オフィシャルブログ「笑顔の種と眠る犬」Powered by Ameba-20100627061137.jpg

おはようございます。





昨夜は梅雨らしい降り出し方をしました。



今朝はまた蒸し暑いね。





昨日は、銀座のル・テアトルに、シャンソン歌手、仲代圭吾さん、行代美都さんご夫妻のコンサートを聞きにゆきました。





シャンソンにかかせないアコーディオンは、勿論、桑山哲也君です。




パンフレットには似顔絵が。





仲代さんは、仲代達矢さんの弟さんです。







コンサートのタイトルは『仲代圭吾、行代美都、仲代達矢コンサート/あたたかいほほえみの中でPART26』






仲代達矢さんも登場してしまうのです。








圭吾さんの惹きつける話術と、同じく魅力的な歌唱が、美都さんのピアノと歌と絡み合って、あたたかい空気が劇場中を包み込んでいきます。







目尻を下げて聞き入り、時に胸が締め付けられ、時に異次元に連れ去られたり。






桑山が、このコンサートを毎回、心待ちにしている理由がわかります。








中盤、達矢さんが登場し、神様から頂いた声で語りをするとき、本当に「賜物を得た人」を感じます。









鳴り止まない拍手の中、コンサートは笑顔の波を残して終了。








終演後、私も打ち上げに参加させて頂き、舞台裏方のお手伝いをしてらした無名塾の一年生の皆さんと同じテーブルで、中華に舌鼓を打ちながら、語らいの時を持ちました







若い、これから!の役者さん達に、びゅんびゅん先輩風吹かしてしまったわ、また。






なんでしょ、私、熱く語っちゃうタイプ?なの、ね。やだわ。







でも、役者を志す、って、今でこそ、マイナーなイメージは薄らいだけれど、現実的には、今も昔も変わらず「役者=食べていくことがかなり難しい職業」






その道をあえて自ら選んだ人達。
ましてや、社会人として、すでに地位を確立していたのを捨てて、無名塾に入り、修行者になったり、は、話を聞いていて、人事ながら、熱い想いが湧き上がるのを止められません。








クリエーター。
アーティスト。




創造者の道を選択した人生は、険しい道程であることを知る私達は、躓く前に手を差し伸べる親の気持ちでいました。




なんじゃかんじゃと、年寄りの戯言を言ったかもしれません。


いらぬお節介だったかもしれないです。



でも、ただひとつ確信しているのは「夢を信じて進めば必ず道が開ける」









いつか眩しい光の中で、神々しく演者として輝く彼らを見る日が来ますように。







願わくば、その傍らで、同じ光を浴びていられるよう…








帰り道、日々の歩みを確かに進みたい、と改めて感じた私達です。