藤田朋子オフィシャルブログ「笑顔の種と眠る犬」Powered by Ameba-201005041258001.jpg

今日、明日、と世田谷区民会館にて、私の原点、東京学生英語劇連盟の公演『The pride of Africa』が行われています。

私がこうして役者になったきっかけを作ってくれた東京学生英語劇連盟。


もともとお遊戯会、お楽しみ会、学芸会等で劇をするのが好きでした。
中学生の時、ゴダイゴのファンになり、なんとしてもゴダイゴメンバーに会いたい一心で、受験生なのに、ゴダイゴの作詞家、奈良橋陽子氏の主宰する英語塾に通う私。


別にそこで奈良橋氏が教えているわけでもないけれど、たまには顔を出すかも。そして、もしかして、奈良橋氏に会いに、メンバーも、大好きなタケカワユキヒデ氏も来るかも!の夢を抱いた中3。

塾のクリスマスパーティーで、奈良橋氏と対面。会ったら見せようと書きためていた英語詩を差し出し、夢ひとつ叶う私。
高校に受かると塾の先生に「あなたの行く高校の英語劇部はレベルが高いから」塾よりクラブ頑張りなさいと言われ、塾は辞め、クラブ活動に燃える日々。そのクラブの卒業生が出演する英語劇を観劇する機会があり、それが東京学生英語劇連盟のミュージカル。
その公演で配布されたミュージカルのオーディションを受験すると、審査員に奈良橋陽子氏が。私は合格し、そればかりか主役として舞台に立ったのでした。
そのプロジェクトに高校3年でも出演、その時の作曲家はタケカワユキヒデ氏。本人に会うことは叶わなかったけれど、手書きの譜面やガイドで歌うカセットテープに感激しました。

この一連の舞台出演で、私はニューヨークのアクターズスタジオの演技メソッドを使った演劇の基礎を学び始め、大学生になる春に、東京学生英語劇連盟に参加。
1年生で影コーラス、2年生でついに奈良橋陽子氏演出の作品にキャストとして出演。
そして3年生の時に携わったミュージカルに、音楽監督としてタケカワ氏も参加する事になり、打ち合わせをするタケカワ氏をかなりな距離で発見。
その舞台制作中に先輩から東宝ミュージカルのオーディションをすすめられ受験したのが『レ・ミゼラブル』


東京学生英語劇連盟参加して3年目、公演最終日に、運営委員として会場整備をしている私に書類審査通過の通知を会場まで母が持参し、ロビーで慌てて封筒を開いたのは今でも覚えています。


その後、オーディションに合格し、プロとしてステージに立てるようになりました。

『レ・ミゼラブル』の一年後、私はタケカワユキヒデ氏に曲を、奈良橋陽子氏に詞を書いてもらい、CDを発売。


夢って叶う。

思っていれば叶う。



会いたい、繋がりたい。



夢みたいなこと、と諦めたり馬鹿にされても、強く願う気持ちは大切だ、と。
そう私は思っています。



みどりの日。


皆さんはどんな1日でしたか。
私は、なんだか学生時代の熱い思いを回想していました。



東京学生英語劇連盟MP2010は、明日は12時からと16時からの二回。お一人999円。
若者の熱い作品、興味ある方は是非。


初心忘るべからず。
あの熱い気持ち、寝食忘れてのめり込んでいた私を纏って、明日からも加茂川律子、いきますっ。