役者、大城英司氏の声かけで始まった映画『ねこのひげ』
この映画祭での上映で一区切り。
映画祭での舞台挨拶に毛の生えたよなトークライブにも関わらず、監督、キャストが大挙して参加。
昨夜の親睦会は、さながら学祭の打ち上げか、卒業式後の謝恩会。
大城さんにとっては、頭にうっすら浮かんだ構想が、文字になり、人に伝わり、フィルムされ、形となり、不特定多数の人の心に共有され、今、スクリーンから、小さなディスクになり、各家庭へと分散してゆく…。
パックされた我が子のよな作品を送り出す夜。
宴は終わることなく朝まで続いたのは、部屋に戻った私にも伝わりました。
写真は、主演の渡辺真起子さんと。
私は彼女の親友の役。はじめまして、で、いきなり長年の友に。なりうるのか?と肌の、皮膚の、内側に不安がなかったわけではないけれど、真起子嬢、するりと旧友悪友の佇まい。
何も話さなくとも分かりあえる相方を感じさせてくれたのでした。
不思議な人ですよ。良い意味で。
そんな私らが抱いているのは、昨夜のイベントでプレゼントした猫のぬいぐるみ。
愛くるしい瞳は、癒し系の猫達でした。
短い滞在でしたが、映画祭の運営をしてらした皆さんの、いとおしいお持て成しを満喫しました。
会場に着いて早々に振る舞って頂いた、大きな大きな栗の甘煮。
どこにも売っていない想い溢るる甘味でした。
忘れられない。
映画祭は今日も朝から行列です。
人が作っている。
人の顔が見えない現場で、操り人形宜しく息するよな経験だってある昨今。
担い手が、その持ち得る最高の気持ちを向けてくれている。
ありがとう、が、風のように。ありがとう、が、波のように。
また来て下さいね、の言葉が嬉しいから、容易く返事が出来ませんでした。
「また、来たいです。」
真っ直ぐな気持ちは願いです。
そして『ねこのひげ』DVD、良かったら是非。