5月21日(水)13時半から
保健医療・子ども家庭支援等福祉対策特別委員会が開かれました。
1.
川口市高齢者総合福祉センター「サンテピア」と
川口市心身障害福祉センター「わかゆり学園」の今後について
〈福祉部が抱える課題〉
①川口市社会福祉事業団への指定管理等(介護・障害関係毎年10億円)が
福祉部予算に大きく影響している。
②官民の役割の変化、サンテピア及びわかゆり学園の老朽化を踏まえ、民営化等による
大幅な事業縮小・廃止が不可欠。
③特別用語老人ホーム「さざんかの郷」の老朽化や敷地の賃貸契約終期が迫っており
大規模の施設整備が必要。(賃貸契約終期は令和8年3月末)
「さざんかの郷」は50床の施設なのですが
同規模の運営場所が必要だそです。
廃止予定の事業
「きじばと」は6月議会に条例提出後に
利用者希望調査をして移転先相談をしていくそうです。
わかゆり学園の方は保護者向き説明会を2回ほど開く予定だそうで
一人一人に丁寧に対応するとのこと。
事業を廃止しても、いきなり追い出すようなことはなく
次の場所を一緒に考えるようです。
わかゆり学園では生活介護と児童発達支援センターの定数を削減しますが
生活介護の利用者は定数185名に対し
令和5年は120名、令和6年は116名、令和7年は113名となっています。
児童発達支援センターは定数40に対し
令和5年は34名、令和6年は39名、令和7年は31名となっています。
民間事業所が増えたために利用者が減っており
何年も定数を満たせなくなっていました。
民間移行は可能と
市職の方がハッキリ答えていました。
現在事業団には294人の職員が居ますが
来年度計画はまだ決まっておらず
どこにどう配置されるかは、まだわかりませんが
準公務員をアッサリ解雇することはなく
3月の条例改正で人手を必要としているところもあるそうで
法に沿って適正配置するそうです。
川口市は民間事業者が増えたので民間にできることは民間に任せていき
民間に難しいことに
(介護における認知症や障害における共生型サービスや児童発達センターなど)
特化していくとのこと。
老朽化施設はなんとかしないと、いけないですが
どうするかは、今後、部内で話し合っていき
特別委員会で報告するそうです。
私は障害者の親御さんたちに会っていましたから
入所施設や肢体不自由児のための学校など
(学校は県の管轄だけど)
市民のニーズはあるので
公が新しい事業を始めることを考えてほしいと
要望しておきました。
2.
川口市食品衛生監視指導計画のこれまでの取り組み状況及び令和7年度計画について
H30年に中核市になった川口市は保健所が設置され
食品衛生課では
食品等の安全性の確保と食品衛生に関する正しい知識の普及を目的とし
食品衛生法に基づき
「川口市食品衛生監視指導計画」を毎年策定しています。
この計画は地域の実情等を踏まえて策定するもので
計画に従い、食品営業実施設の監視指導や食品検査
啓発活動等の事業に取り組んでいます。
過去3年の取り組み状況と令和7年度の計画について報告がありました。
HACCP(ハザップ)という製造における重要な工程を連続的に監視することにより
一つ一つの製品の安全性を確保しようとする衛生管理手法の導入を確認した施設数や
収去等による食品等検査の違反数
現場検査の実施数や
違反・苦情の処理状況
苦情食品(施設)等受付件数の報告もありました。
令和4年度と令和6年度は食中毒が発生していませんが
令和5年度は
4月に3人、2月に56人あり死者は出ていませんが
それぞれ提供店が営業停止3日になっていました。
営業停止になっている間は従業員に教育をしたり
施設の消毒をしたりするそうです。
普及啓発活動には
出張講座や研修会、講習会があり
市民への食中毒予防啓発には
「広報かわぐち」「きらり川口情報メール」
リーフレットの配布
「たたら祭り」でブースを設けて手指衛生検査を実施しています。
保健所ってけっこう色々やっているんだと感じます。
次回の保健医療・子ども家庭支援等福祉対策特別委員会は
令和7年8月19日(火)10時から第二委員会室で開催予定です。