11月27日に川口特別支援学校へ
川口市議団の松本さちえ議員と一緒に視察に行きました。
川口特別支援学校は
知的障害の小中学生を対象とした学校です。
近年、児童、生徒数が増えており過密状態が深刻です。
私は初めての選挙のときに駅に立っていると
川口特別支援学校にお子さんを通わせているという男性から
声をかけられ
川口特別支援学校の過密状況の酷さを訴えられました。
それからずっと気になるようになりました。
議員になってから
2回、視察に行かせてもらい
2回、一般質問で取り上げさせていただきました。
今回も一般質問で取り上げたいと思い
視察を申込みました。
今年の夏に建て増し工事が始まり
現場を確認したいと思ったのです。
巨大なクレーン車が校門から
校舎の入口までの場所に鎮座しており
周りは白い囲いで囲まれていました。
放課後になるとデイサービスの車がお迎えに来て
車で埋め尽くされていた場所ですが
今は校庭の方に誘導して駐車するそうです。
校舎の中は昨年とあまり変わりはなく。
今のところ工事現場に近寄っていく子はおらず
工事音も静かで特に影響はないそうです。
施工業者が特別支援学校に理解があり、
学校との意見交換も活発だそうで
ダンプ車が出入りする時は
児童生徒の出入りする時間を避けるなど
配慮があるそうです。
工事が始まると混乱が生じて
安全が守れなくなるのでは?と心配していましたが
十分に対応できているようで安心しました。
今現在、200名規模の校舎に
児童、生徒数は375名になっており
昨年の視察時期より40人増えています。
教職員は176名います。
1教室を2クラスで使い
部屋という部屋を教室にして
多目的に使えるスペースがなくなっています。
図書の本も職員室のコピー機も廊下に置かれています。
職員室は誰も居ませんでしたが
机と椅子で過密化状態なのがよく分かりました。
中等部と小学部の4~6年の先生が同室で
小学部の1~3年の先生が別室になっています。
小学部で纏めたいけれど人数が入り切らないので
このような分け方になっているそうです。
陶工室と木工室は残っているものの
来年には教室にしなければならず
大きな道具や保存しておく物を
どこに置いておくか課題となっています。
新しい校舎が使えるのは令和8年からです
96名分18教室増える予定ですが
今後の児童生徒の増加に対して十分なのかはわかりません。
プール授業は
「戸塚スポーツセンター」や「戸田かけはし」に
学年ごとでバスに乗って行くそうです。
午前中いっぱいかかってしまうそうです。
今回は給食の時間の終わり頃に視察させてもらいました。
小学生はエプロンを着たり着なかったり
ワゴンで給食と容器が教室に運ばれていました。
中学生は封筒の封入作業や処分作業など
仕事の練習をしていたり
体育館で太鼓の練習をしていたりしました。
みんな明るくて朗らかに過ごしていました。
先生方の努力の賜物だと思います。
建て増し工事が
問題なく進んでいるようで良かったですが
まだ色々と「仕方がない」という
言葉が出てしまう状況です。
改善できるよう頑張ります。
写真ではお見せできませんでしたが
視察では先生方に学校中案内していただき
丁寧に説明をしていただきました。
感謝しています。