9月20日の夜に埼玉教育会館で開催された
「2024・憲法運動交流会」に参加しました。
憲法を守る運動をしてきた人たちと交流して
自民党がしようとしている改憲がいかなることか
学ぼう、という会で「埼玉憲法会議」が主催しています。
交流会と題されていますが実は発表会形式で
日本共産党の埼玉県選出国会議員である
伊藤岳参議による国会情勢報告がメインで
あと5つの団体の代表発表者が前に出て
自分たちの取り組みを教えてくれました。
会場で書いたメモと配布資料を見ながら
ブログを書いていきたいと思います。
長文になります。
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伊藤岳参議の話
裏金について
昨年の今頃は誰も「裏金」なんて知らなかったけれども
今では小学生も知っています。
パーティー券購入金が裏金になっていて
パーティー券というのは相場が2万円で
だいたい大企業の人が買っているので
大企業を慮る政治になっていくそうです。
裏金が事件となって
政治資金規正法が改正されたと言いますが
これまで20万円だった上限を5万円に引き下げたとか
(5万円づつ4人が出せば同じことができる)
夏の氷代、冬の餅代のようなものに
「政策活動費」と名づけて
領収書を10年後に公開するという。
10年後には死んでそうな人もいます。
こんな「改正」では何も変わりません。
自民党の総裁候補は皆さん
パーティー券を禁止しないし
裏金議員の再調査はしないようです。
裏金議員に推薦されている候補もいます。
日本共産党は大企業の内部留保に税をかければ
賃上げができるのでは?と提案してきましたが
与党は全然きいてくれませんでした。
今年
介護保険の訪問介護の基本報酬が減額されてしまいました。
これでは介護が必要なときにヘルパーが来てくれません。
しかし
これからは、特養で集団介護する。というのが政府の考えで
特養にはいれないお金のない人は
自己責任とばかりに放って置かれるようです。
また
大学の学費の家庭負担分が上がっています。
そして、防衛費という名の軍事費が増やされています。
防衛費の1年分、約5兆円あれば学費は半分にできるのに。
これが大企業に得になるよう慮った政治です。
一切の企業献金を廃止にしないと変わらないのです。
自民党総裁候補者の全員がやり方がっている改憲ですが
緊急事態において
国会議員の任期を延長できるようにしたいのです。
政府の権限を強めて、自衛隊を憲法に明記したがっています。
自民党総裁の有力候補である
小泉進次郎衆議は
首相になったら首相特権で憲法改正のパッケージ案を出したい。
国会での三分の二の賛成が要るというのをやめて
ファストパス(事前予約)を出したい。
と恐ろしい事を言っているそうです。
自民党は国会審議を
要らない、無くしたいと
本気で思っているようです。
ちなみに、ほぼ同じ時期に党首選をする立憲民主党の
党首有力候補である野田佳彦衆議は
改憲は是是非で議論したいとか。
立憲主義はどこへ行ったのでしょう。
改憲の話を進めていいのでしょうか?
結論は
日本共産党を伸ばすしかない!
宣伝じみていますが
そういう状況になっているのです。
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この下から各団体の発表を書きます。
すみませんが文体が箇条書き的になります。
団体による発表
みぬま九条の会(埼玉県緑区)
(10月19日13:30~15:30 プラザイースト多目的ルーム)
憲法九条を守る上尾共同センター
新婦人の会(新日本婦人の会)
医療生協さいたま
平和委員会
私の感想としましては
自民党総裁選挙とその後すぐ行われるであろう
衆議院選挙がいかにヤバイか、瀬戸際であるか
中身がよく分かりました。
改憲、緊急事態、戦争、
もう間近に迫っているのですね。
自然と勝手に平和になったり
一般庶民が生きやすく暮らしやすくなるような
現し世ではないのだと
改めて認識させられました。
コツコツと努力を続けてきた
草の根の運動団体がたくさんあるので
多くの人に運動に参加して欲しいと思います。