4月30日に「いのちと暮らしを守るなんでも相談会」が

川口キュポ・ラ4階のフレンディアで開催されました。

 

お仕事のこと、暮らしのこと、家族のこと、健康のこと

不安や悩みはないですか?一人で悩まず専門家に相談してみてください。

無料です!

食料や古着の無料配布もあります。

相談をしないで食料や古着をもらうだけでも結構です。

1日限定ですが、どなたでもご利用可能なのでお気軽にどうぞ!と

私は予告や宣伝に川口駅に立って

ハンドマイクで呼びかけていました。

 



今日は日本共産党の浦和区議会議員の池田めぐみさんと会場でお会いできて

ふたりで取材っぽくなりました。

スタッフさんから貴重なお話がたくさん聞けたので

ブログでシェアしようと思います。

image

 

 

この会はコロナ禍で行われていた電話相談が打ち切りになったので

対面での相談会を行おうと、昨年12月に川口市で初めて開催された会です。

前回は相談だけで300件来て、食料は夕方前になくなってしまいました。

栃木県から川口市の会場にはるばる来られた人も居たそうです。

ものすごい需要があるのがわかりました。

 

フレンディア会場では

入口に案内スタッフがいて、

相談を望む人はまずはインテークという係りの机に行き

係りの人と話して問診票のようなものを書いて相談先を割り振ります。

 

奥の方に健康相談や法律相談など

相談事べつに机が並べられ、相談員さんが3人くらい居て

相談者のイスがあり、その後ろに待つ人のための椅子が3列くらい

並べられていました。

相談者の話を途中で切ることはしないそうで

一人の相談に1時間くらいかかったりするそうです。

 

対面相談が苦手な人には当日限定電話相談もあり

チラシに連絡先が書いてありました。

 

外国人用の相談コーナーもあり

日本語とクルド語ができる相談員の方もいるそうですが

私が見たときはスマホを使ってやりとりしていました。

 

インテークの後ろ側に食料や衣服の置いてあるコーナーがありました。
食料は買えば3000円ほどになるであろう分量を

一つの買い物袋(不透明白)に入れてあり

衣服はあちこちから着ない服を募集してきたのが

ボランティアさんによって綺麗にたたまれて置かれていました。

子供服がたくさんありました。


無料配布用食糧は、たくさんのダンボールが積まれていました。

フードバンクからのお米もあり、2キロづつ小分けの袋に入っているものが

大きいコメ袋に入っていて、それらをボランティアさんが出して

持って帰りやすいようにセットしたのでした。

けっこう大変な作業だと思います。

 

困っている人が貧困ビジネスの餌食にならないように

ほっとプラス」や「埼玉総合法律相談所」「川口社保協」など

心ある支援団体が集まって力を合わせて開催しています。

困っている時に助けがあることを知ってちゃんと助かってほしいのです。

 

生活保護が必要な人には日程を決めて申請に同行するそうです。

生活保護につながるまでの生活費などお金の助けもあります。

反貧困ネットワークの寄付金から出されています。

これはコロナ禍の時に宇都宮健児さんが呼びかけて集まった寄付金で

「生きろ!」という善意の塊なのです。

 

今回詳しい話をしてくれたスタッフの方が

「生活保護への意識を変えたい」とおっしゃっていました。

セーフティネットなのに人の権利なのに

どうしても、「働かない者食うべからず」みたいな意識があって

利用しづらいと。

 

生活保護の利用紹介(親類に連絡を入れる)があって

生活保護が非常に利用しづらくなっていると。

自治体はなんだかんだ言って電話したりするので

本当に法改正が必要だそうです。

 

さいたま市と川越市と所沢市では

「一時生活支援」というものがあって、住むところない方を
とりあえずウィークリーマンションに入居させてくれるそうです。

川口市でも受託団体があればできるそうです。

 

企業と協力して空きビルを利用してグループホームを作る計画もあるそうです。

正しい施設を全国に作って貧困ビジネスを撲滅したいと。

雇用の悪化で20代半ばくらいの若い女性の貧困も多く

スタッフさんは女性だけのグループホームを作りたいと言っていました。

しかしマンパワーが足りなくてできないそうです。

 

お金以上に人手が必要だそうです。

分かる気がします。

 

若い女性の貧困が多いことはちょっとショックでした。
若い女性は雇用現場で不利な立場になっても大丈夫でしょ?という

勝手なイメージがあるんですね。世の中にも私の中にも。

 

生活保護もそうですが

一人一人の勝手なイメージの更新が出来た時

時代が変わるような気がします。

 

「なんでも相談会」は誰でもご利用可能です。

ほんのちょっと見に来るだけでも、物を貰うだけでも良いのです。

こういった活動があることを、たくさんの方に知ってもらいたいです。

 

次回は

7月29日(土)と9月30日(土)に開催予定です。