脳科学者の茂木健一郎さんの『「赤毛のアン」で英語づけ』をAudibleで聞きました。
【本の説明】
高校一年のときに「赤毛のアン」を原書で読むことによって英語力が飛躍的に高まったという茂木氏。「とにかく最初から最後まで読み通す」ことで、自信をつけて「英語脳」を身につけることが英語力向上の秘訣。本書を一冊読めば英語力も自然とアップし、「赤毛のアン」という物語が持つ魅力にも触れることができます。 名文で「英語脳」を強化する! !
Amazon商品説明より
茂木さんがこの本の中で繰り返し主張されているのは、検定試験のための英語学習ではなく、英語圏の文化を理解するための英語学習の重要性です。
第7章ではこのように述べられています。
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私はなぜ赤毛のアンに惹かれたのでしょうか。今考えると、そこに流れているヒューマニズムのようなものに心を打たれたのだと思います。手違いで孤児院から男の子ではなく女の子が送られてきてしまった。そのことで当惑するマリラですが、最後はアンをグリーンゲイブルスに置いておくことに決めます。その過程で自らにやってきた運命を受け入れ、そして見ず知らずの女の子を育てることを決意する。その背景となる哲学、考え方に心を惹かれたのです。もちろん日本にもヒューマニズムはある。しかし英語圏でのその現れ方は日本とは少し違います。キリスト教の影響もあるだろうし、北米の場合、開拓者精神のようなものもあるかもしれない。そのような心の真相に触れることが出来るということが英語を学ぶ最大の喜びだと私は考えます。英語の検定試験における点数とは異なる深く全人格的なメッセージを本来受け止めることが出来るはずなのです。日本の英語教育では伝統的に英文和訳、和文英訳が重視されてきました。しかし今では英語を直接やりとりする時代です。この解説でつけている日本語もあくまでも参考程度として是非英語を読んでそのまま英語として理解することを試みていただきたいと思います。
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すごく共感できました!
「赤毛のアン」は子供の頃にアニメで見て、数年前にNetflixでドラマを見ましたが、村岡花子さんの日本語訳は読んだ事がありません。
原書も持っているのですが、難しくてお蔵入りしていました。
でも、この本を聞いて私も「赤毛のアン」の世界にどっぷり浸りたくなりました。
Audible でも聴けるようなので、本と併用して挑戦してみようと思います!
英語の多読を始めて2年目。
これからはいろいろな原書を読んでみたいと思います!
※本の一部はこちらで読む事ができます。