意見交換では、保護者の疑問&怒りが噴出。
7月28日に題意1回目の学習会があり、大勢の参加者でしたが、
この日はさらに沢山の参加者で会場はギッシリでした。
◆前回、明らかになったこと
「新放課後モデル事業」として、
学童保育とは別に、小1~小6を対象に、
学習、スポーツ、遊びなどのプログラムを
「希望する児童なら誰でも自由に選んで参加できる」という事業を
今年4月から実施していました。
今年度はモデル校2校(中小、豊川北小)で実施し、
26年度以降に他の学校にも拡大する予定になっていました。
またこの事業は、入札により民間に委託され、
㈱小学館集英社プロダクションに決まりました。
ところが、20人~30人のプログラムに100人が殺到し、
コーディネーターのキャパがなくなったことで、(事務局説明)
支援児に辞退を求めたり、
てんかん症の子どもが発作を起こしているのを放置したり、
と忌々しき問題が続出。
保護者の再三にわたる訴えや要望も、
市教委の幹部職員は「知らなかった」そうで、
事業の丸投げ状態が明るみになりました。
①プログラムに参加できない支援児が発生したこと(←この部分の記述が適正ではなかったため、10月3日に訂正しました)
②体制がとれないままの見切り発車
③問題が発生した後の対応のずさんさ
④保護者にきちんと事前説明が行われていなかった
⑤委託業者と市の連絡体制の問題
⑥学童保育の意義・目的・社会的役割が不明瞭
(以上、順不同)
以上の問題が浮上。
市は運営委員会、検証委員会を立ち上げる、とのことだが、
詳細は不明(これから詰める?)
6日(金)の文教常任委員会において、この問題が取り上げられましたが、
市は、課題を過少評価して報告し、
事態を本心から重く受け止めていないのでは?と感じられる答弁でした。
◆この日は第1回学習会のまとめと、市の回答があり、
支援児童をめぐる現状の課題や意見交換がおこなわれました。
その中で、市が「支援児の受け入れ体制について、指導員の加配で対応した」
と報告したことに対し、保護者から「あいかわらず放置され、指導員の加配は
おこなわれていない」との反論が。
つづいて学童保育の指導員や、モデル校以外のPTA、支援児童の保護者など
多くの発言があり、委託業者や市の対応に対する指摘や不満、
不安に思うことなどが寄せられました。
この日の様子から、やはり市(市教委)が、
箕面市がこれまで培ってきた「共生教育」や人権教育について
かなり後退しているように感じました。
参加者からは、課題が解決されるまで、モデル事業の拡大を行わないよう
強い要望があり、市教委はこれを承諾しました。
全国テストで1位をとることに躍起になっている箕面市ですが、
教育の原点に立ちかえってもらいたいと強く思います。
学習会は、10月も実施されます。