滝道沿道の景観統一に向けた一歩!?
サンプラザの地階で開催された説明会には、
滝道沿道の商店や住宅、箕面駅前の景観や美化にとりくむNPOや住民グループの方々など約40名が参加していました。
まず、市から40分ほど今後の取り組みについて説明が行われました。
●この間の箕面駅前や滝道整備についての説明や、
景観条例を活用したルールづくりについて、
みどりまちづくり部まちづくり政策課から報告がありました。
報告は、現在、景観法や景観条例により、滝道は景観配慮地区に指定されているが
新築、改築や宅地造成の時には届出がいるものの、
細かいルールはできていない。
一の橋までの沿道は商業地区でもあるため、環境や景観を守るための
滝道オリジナルのルールを作ろうという提案で終わりました。
残念だったのは、ルールづくりの方法や手順などについての説明がなかったこと。
きっと、参加住民には分かりにくかったんだろうな、と残念に思います。
●引き続き、地域創造部の商工観光課より
「にぎわいづくりへの支援についての説明がありました。
景観統一をはかり、観光客にとってここちよい沿道にすることで、
観光客増と活性化につなげようという提案です。
たとえば、個性のある看板をおそろいで。
チラシ・パンフレットの作成。
おもしろいイベントの実施。
などが事例として示されました。
そのためには、「地域活性化法」を活用して補助金を貰おう。
その補助金を申請するためには、滝道で法人格を持った組合をつくる必要がある。
(事業共同組合や商店街振興組合など)
今後、組合の創設に向けて商業者で話し合っていこう、という内容でした。
●その後、参加者との質疑応答となり、さまざまな意見が続出しました。
主な意見としては、
・1億7千万円の電柱の地中化は、(駅前からネバーランドまでは、両側にあったものが片側に移されただけであり)成果が見えない。お金をかけなくても、洗濯ものなどに配慮するなど、できることがある。(景観に気を配るという心構えが大事では?)
・説明は大雑把すぎて、何を質問してよいのか分からない
・河鹿荘の件も、市がお金を出すなら明確なコンセプトがいる
・箕面が好きで長年住んでいるが、滝道の入り口が寂しく、商店街という共同体が見えない。
コンセプトを統一したエリア造りに、期待したい
・自販機(など人工的なもの)を木目でカバーするとか、タバコを捨てないとか、モラルやセンス、磨く必要がある
・今後、幅広く市民から意見を聞く機会がほしい
・いい機会なので、がんばろう
・マーケティングなどで観光客の意向や課題を洗い出し、
事業者が何を考え何が課題なのかを(自ら)見出して解決していくべき。
市がこうしろというのではなく、事業者がこうしたいということについて市は支援する、
という流れにすべき
このほか、禁煙条例について市が積極的に市民や観光客に告知や啓発を行わないことについての
苦情が寄せられました。
箕面の駅前や滝道の景観統一、活性化は長年の課題です。
年間120万人が訪れるといわれる滝道ですが、
経済効果はいまひとつ。
駅前ビルも寂れています。
ここちよい空間とセンスのよい佇まいとともに、
いかに自然をそのままに残すかということも重要です。
滝道の景観統一について私は6月議会でも数々の要望を行いましたが、
今回の説明会は、まず一歩として進み出したことを示していて、歓迎すべきことだと思っています。
滝道は観光客のみならず、市民の財産でもあり、憩いの場です。
商業者の方々にも諸事情があるでしょうから、
ひとすじ縄ではいかないと思いますが、
まずは地元の方々や地域が協力して盛上げていきたいと思います。
職員さんも、遅くまで大変ご苦労さまでした。