市長のほっとミーティングに参加して | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

市民の切実な声・声・声・・・に共通するのは”縦割り行政の弊害”

夜、中小コミセンで市長ほっとミーティングがありました。
市の財政・決算状況や主だった事業計画の説明をひとおおりした後、市民との意見交換に。

20名程度の参加があったと思うが(正確には数えていない)、
以前のような「動員」っぽい感じの人は多くなくて
”市長に一言申し上げたい”的な人たちが半分以上占めていたように思います。

地域の植生や施設管理に関する問題や、
オレンジバスや北大阪急行延伸の再考など公共交通にまつわる課題、
空き缶条例によって野宿者の自立に支障をきたすのではないかという懸念、
などのほか、市の各課同士の連携が悪いという強い指摘がありました。

複数の課にまたがる問題で、住民の苦情がたらい回しにされ、悔しい思いをしたという事柄が次々と訴えられました。
水道課、道路課の双方がとりあってくれないため、
「どこへ行けばよいのか」というと「市長に言ってくれ、と言われたので今日ここへ来ました」
という話には苦笑せざるを得ず・・・

倉田市長は「この手の話はよくある。きっちりこの問題は何とかしたい。1つあるとゴキブリのようにある話だ」と謝罪したのですが・・・。(はて、何でここにゴキブリを引き合いに?やはり橋下知事と仲良しのことだけある?)

ほかに、農地の相続税の問題・相談や、
駅前の楠木は箕面駅前のシンボルツリーなので切らないで欲しいという要望、
緊急プランについて、市長や議会の動きが見えず、説明責任が果たされていない、という抗議も印象的でした。
(議会でも頑張ってる議員もいるのになー)
まだまだ私たちの広報活動が足りないということを思い知ることに。

また、育児休暇について、市長の見解を求める質問については「取ろうとは思っているが・・・」と明言は避け、検討中であることの表明にとどまりました。

さらに、バリアフリー水泳教室について、小学校の運動会と日程が重なったことについて、配慮に欠けているという指摘に続き、
発達障害児の幼児教育に関して、箕面市が立ち遅れている現状について、
現場の切実な声が届けられました。
民営化で、箕面の従来の教育理念が継承されていない点や、
教育委員会や施設との連携の悪さ、
「子育て日本一」と言いながら当事者の声が行政に届かないという
縦割り行政の弊害、ソフト面の後退について切々と訴えられました。

子ども会のゴミ回収の問題、
中学校のクラブ活動の問題では「学校がOKしたら」「市教委がいいと言えば」と
またもやタライ回しにされた件が紹介され、解決策について市長の考えを質されました。

またオレンジバスの運行で周辺住民がバスのブレーキ音(94回/1日)に苦しんでいるという問題、
駅前の整備とメンテナンスの問題、などなど、生活現場からの切実な課題解決に向けた意見が寄せられました。

私が知らなかった課題もあり、今後の改善策を注視していきたいと思います。
市長はまあまあ丁寧に答えていたように見えましたが、
肝心な課題について・・・特に行政の縦割り問題などの具体的改善策には言及せず、
少し的をずらして答えるところなどは、さすがに「倉田流」だなぁと感心(?)しました。

9月議会の一般質問で、私はこの「縦割り行政」の改善を強く訴えましたが、
真摯な答弁は返ってきませんでした。
この日市民から出てきた課題については、各課へどのように引き継がれ、
市長がどのような指示を出したのか・・・
今後とも、顛末を厳しくチェックして、改善策を見届けていきます。