景観セミナーと緊急ボランティア総会に参加 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

箕面をどのようにデザインするか。

午前中はサンプラザで開催された景観セミナーに。市民グループの企画ですが、景観行政に関わる職員さんも休日ながら参加されていました。
今回は建物の色彩に関する勉強会で、「マンセルの色相環」などの説明を聞きながら、かつて仕事がら色彩検定試験のために勉強したことを懐かしく思い出しました。

景観について色彩バランスをはかることで、町並みの調和を実現し、ここちよいまち空間を創造することはとても大事なことです。
色の理論的な構成を理解することで、一定のルールを作ることができるのです。

建物のテイストがバラバラでも、色相やトーンが揃っていたら、統一感が図れます。
また、建物の色相や彩度のレンジもある範囲で基準が設けられることで、落ち着きのある空間を確保することができます。自治体では、景観のために、かなり具体的な色彩の基準を設定しているところもあり、箕面市もとくに駅前などは全体の調和が図れるよう、整備されるべきなのに、残念です。せっかく景観条例ができていても新規建設のものだけに適応されるため、既存のものについてはどうすることもできません。

また、たとえば毎月7日には「7日市」ののぼりが駅前から商店街にかけて多数設置されますが、この色が金赤ベースに白抜き文字になっていて、安売りセールのような色が林立します。赤なので視認性は高いのですが、どうせなら、ややダルカラーに近いエンジ系などにすれば、シックで洗練された感じになったのに・・・もったいないなぁと思います。

しかし、箕面から変えようネット!の事務所も、支援者の方が描いてくださったシャッターのイラストの色彩について、(彩度が高すぎると)クレームものだなぁと苦笑してしまいます。

午後からの国際交流協会で行われた緊急ボランティア総会では、
「緊急プラン」の影響について、協会や市の担当職員から説明がありました。
やはり今回の予算削減案では、職員や事業の合理化を余儀なくされ、外国人の人権を守るためのサービスや交流事業存続が危ぶまれることがわかりました。
これまで自主事業を精力的に展開し、収益アップと活動の活性化をはかってきた協会の努力が報われないようで、理不尽さを感じました。
会場には多くの外国人の方々が集まり、一体どんな状況となり、これからどう変化してゆくのか、不安そうな面持ちで説明に聞き入っていました。
箕面市民の人権意識が問われています。

これからの箕面をどのようなまちにしていくのか、まちなみも、地域社会のつくり方も問われており、
市民も意見を出していかねばなりません。
センスよく、「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」をモットーにできる社会をつくっていきたいと思います。