箕面市男女協働参画推進条例の行方。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。


「継続」につぐ「継続」で審議が未了になっていた男女協働参画推進条例は
ついに「否決」で幕引き!反対:自民、民主・市民クラブ、公明);賛成は中西とも子のみ。


<この間の流れ>
3月議会で提案⇒「継続」動議で、6月議会へ

6月議会⇒ふたたび「継続」動議。閉会中の審査に。

8月6日⇒みたび「継続」動議で再度閉会中の審査をおこなう。

8月14日⇒審査のうえ、やっと議決に至る。結果は自公民が反対し、中西だけが賛成。3:1で否決!

「こんな条例ができれば家庭崩壊、社会が衰退する。見解の相違なので反対」

「男女の区別について書かれていないから反対」

「理事者(市長)の努力が足りないから反対」

男女共同参画社会基本法や大阪府男女共同参画推進条例も問題なのか?箕面市の条例案は、法律や府の条例から逸脱したものではありません。

女性学、ジェンダー学は学問の分野でも確立されており、世界共通の認識となっています。
福田総理ですら、G8の世界会議におけるホスト国としての演説の中で、「ジェンダー」という表現を使っています。世界で通用することばであるため、「ジェンダー」以外に表現できなかったのでしょう。

条例案を「見解の相違」と切り捨てるなら科学的に「人類破滅」に至るメカニズムを論理的に説明してみたらいかがか?

多様な性のあり方や、性的マイノリティの人権を守ることが社会的課題となっています。
そのことが分からない議員は資質が問われますし、世界規模での考え方や議論の蓄積が理解できていません。
また、公明党はこれまで男女協働参画の推進に積極的な政党であったはずなのに、箕面の場合はちょと違うようです。

この条例に反対した元教員の民主党議員は、同じく教組出身の方を後継者にと事前活動を展開されています。この候補予定の方も同様のお考えの方なのでしょうか?
「議会ウォッチングの会」という市民グループの方が立候補予定者対象に、様々な課題についてのアンケートを行っていて、箕面市の男女協働参画推進条例についての項目もあったが、この候補の方は残念ながら非回答だったそうだ。

とにかく、市民請願には応えない、質問は無視する、というスタイルを堅持し続けた箕面の民主党は、もはや市民政党としての位置を放棄したと言わざるをえません。

挙句の果てに、条例に修正を加えない「市長」に責任を転嫁するなど、この4年間の議会のあり方を象徴するようでした。

本来なら委員会で可決されると本会議が開催されますが、まもなく選挙がはじまってしまうため、
市長任期中(8月26日)のなかで、本会議を開催するのは物理的に難しい。
(本会議の前々日には議会運営委員会を開催しなくてはならず、22日の選挙中にあたる)
議会事務局も実務上、極めて難しいという判断でした。

15日、市長は本会議を開催を断念。委員にその旨通知されました。事実上、この条例案の廃案が決まりました。

条例成立に関する結論を引き伸ばし続けたあげく、
対案も出さずに否決した自公民の議員の方々の行為は批判に値します。
しっかり市民がチェックしていることでしょう。