もうすぐあの日から一年。

救急車の音、人だかりの見物人、
警察も来て
こんなときにまで事件性を疑われるのかと
苛立ちながら
長い長い待ち時間、、、

もう回復の見込みはないと
主治医からの説明。

その夜
ツインの声を初めて聴いた。

倒れた彼から聞いていた通り
写真のイメージとは違う
甘い甲高い特徴のある声だった。

状況を説明しても
彼は特に動揺することもなく
私を励ましてくれた。


「またお会いしましょう」と明るく電話を切ってくれた。

その日の夜、眠れないまま
倒れた彼の実家で待機していた私は
ツインに
メールをした。

「助けてください」と。

ツインは
翌日、仕事を調整して
私に会う段取りをしてくれた。


私はほんとにこの世で一人きりになりそうな恐怖心で一睡もできないまま
長い長い夜が明けた。

まさか
こんなことでツインに逢うことになるなんで
。

覚えてる?


私たちはこうやって
あの日出会ったんだよ。

今は逢えなくなって
長い月日がたったけど

私だけが
忘れられずに
今も生きてるんだよ。

「俺は人を幸せにはできないから」
って

あの日から2ヶ月の
本当に幸せだった時間、
まるで映画のような話だったね。