何かが変わった人の話を聞くと、
つい「きっかけ」や「決断」に
目が向きがちです。
でも実際には、
その手前に、とても静かな時間があります。
自分の内側に、
少しずつ目が向きはじめる時間。
いきなり行動が変わるわけでもなく、
劇的な出来事が起きるわけでもありません。
起きているのは、
とても地味な変化です。
なんとなく引っかかる。
以前なら流していたことが気になる。
理由は分からないけれど、立ち止まる。
そんな小さな揺れ。
わたしがやっている講座も、
最初から何かを変えようとはしません。
前に進む方法を教える、
という感じでもない。
むしろ、
立ち止まることに
そっと許可を出す時間に近いかもしれません。
ここで大切にしているのは、
無理に前向きにならないこと。
頑張ってきた人ほど、
一度ペースを落とすと、
内側が静かになります。
この段階では、
現実はまだ何も変わらないことが多いです。
でも、
自分との距離感が少し変わる。
「内観できた」
「整った感じがする」
受けた方からよく聞くのは、
そんな言葉です。
準備運動は、
外から見ると
何も起きていないように見えます。
でも、
準備運動なしで走り出すと、
どこかで無理が出る。
人生も、
それと少し似ている気がします。
