【後編】物が多い人のほうが、エネルギーが太い説。(量子力学、ちょっとだけ)
前編では、
「何もない部屋=理想」
みたいな空気に、ちょっと待ったをかけた。
後編では、もう一歩だけ進む。
物が多いか、少ないか。
整っているか、散らかっているか。
その前に、大事な問いがある。
その空間、生きてる?
物が多くても、
びっくりするほど軽やかな人がいる。
しかも、やたらパワーがある。
場の空気が動く。
人が集まる。
話すと元気になる。
逆に、
何もないのに、なぜか息が詰まる空間もある。
これ、性格の問題でも、
整理整頓の技術でもない。
たぶん、「関係性」の話。
量子力学っぽく言うと、
世界は「モノ」でできていない。
状態。
関係。
影響し合い。
物は、ただの物じゃない。
誰と使ったか。
どんな時間を過ごしたか。
どんな感情が乗ったか。
それ全部、状態として残ってる。
だから、
物が多い=重い
物が少ない=軽い
には、ならない。
本丸はここ。
関係性が循環しているかどうか。
表現者。
育てる人。
人を抱える人。
こういう人たちの部屋って、
だいたい物が「参加」してる。
ただ置いてあるんじゃなくて、
人生に関わってる。
子どもの落書き。
途中で止まったノート。
もう使ってないけど捨てられない何か。
それは、未練じゃない。
生きてきた痕跡。
一方で、
刺激ゼロ
揺れゼロ
感情オフ
これが続くとどうなるか。
……そう。
保護室モード。
回復のためには必要。
でも、ずっと住む場所じゃない。
成熟って、
削ぎ落とすことじゃなくて、
抱えられる量が増えることなんじゃないかと思う。
感情も。
人も。
物も。
だから、
ミニマリストになれなかった人。
それ、失敗じゃない。
ただ、人間として
ちゃんと生きてただけ。
最後に、ひとつだけ。
今、あなたの部屋を思い浮かべてみて。
そこにある物たちは、
あなたと、どんな関係を結んでる?
それを感じられるなら、
もう十分、生きてる部屋だと思う。
