今の私のテーマは自立と自律。

自分で立つこと、自分を律すること。

 

誰かに決められるんじゃなくて、すべてを自分で選びたいと思った。

私をコントロールしようとする他人に対して、もはや条件反射的に猛反発している自分に気が付いた。

そういうときには一旦冷静になるために時間を置いたり、物理的に相手と距離を置くようにして自分を守ることも身に付き始めた。

 

思えば、ずっと誰かと暮らしてきた。

大家族に対する憧れをシェアハウスやコミュニティの中に投影させていたのだと思う。

 

1年半お世話になったシェアハウスを、2019年いっぱいで卒業することにした。

次のお家もすぐ近くで、昨日から少しずつ荷物を運び出したり引っ越しの準備を進めている。年明けからは新しいお家で、新しい生活が始まる。

 

遡ること4、5か月前。夏の終わり頃から、公私ともにストレスが溜まってきていた。

気分転換に色んな人と会ったり、遊びや旅行へ出掛けたりしてみたけれど、その最中はすべてを忘れ全力で楽しめたとしても、結局日常へ戻ってしまえば問題は何も解決していない状態だった。

 

私は一体何故、何に対してこの悶々とした想いを抱えているのだろうかと2か月ほど、真剣に自分へ問いかけ続けた。

その結果、誰かに対してではなく、自分自身の問題だったことに気が付いた。

 

自立と自律。

もっと自分の暮らしがしたい。

それが私の心からの望みだった。

 

2年前の日記を読み返してみると、そこには私が理想とする暮らしが書かれていた。その想いは今も変わっていない。だったら、そこに掲げていることを一つずつ叶えていこうと思った。じゃないと、私はずっとその夢を想い続けることになる。

 

昔だったら、一歩を踏み出すのが怖かったり、何かをやりたい気持ちがあっても、色んな言い訳をして、なかなか行動に移せずにいた。でも、本来の私の心は好奇心旺盛で羽が生えていてもっと自由なんだ。

 

旅に出る前の私は、それまで真面目な良い子で恥ずかしがりやな小心者として過ごしてきたし、背中を押して手を引っ張ってくれる誰かが現れるのをいつも待っていた。

 

女が一人で旅をする上で一番大変なのは「旅に出るという決断を下すことだ」と、誰かが言っていたっけ。本当にそう思う。私は旅に出てから変わったと思うし、息をすること、生きることが楽になって、自分らしくいられるようになったと思う。

そこで培ってきたものがあるから、今はやって出来ないことはないと思えるし、新しい生活を自ら創り出してゆく喜びを感じている。

 

物事には順番やタイミングがあるから、いきなり理想通りの完璧な暮らしはできないかもしれないけれど、それでも少しずつ長年の夢に近づけていこうと思う。

「もう、夢が夢じゃなくなるんだ!これからは日常になる!わくわく!」

そう決めたら、一気に心の雲谷が晴れた。

 

今、住んでいるシェアハウスを出ることを決めた途端に次の家のオファーを貰った。

春に次の入居者が決まっているので、2か月の期間限定ということだったけれど、とりあえず今のシェアハウスを出ることに対して追い風が吹いていると感じて、受けることにした。

蓋を開けてみれば、流れは少し変わり、期間は2か月から4か月間に延びて、そしてまたそこもシェアハウスになるとのこと。

 

本当は独り暮らしをしよう思っていたけれど、きっとまだ今じゃないのだろう。

この4か月の間に、新たな同居人との間に学びがあったり、次に住む独り暮らし用の私にちょうどいい物件が見つかったり、もしくは一緒に暮らすパートナーに出逢ったり、きっとまた何か素敵なことが起こるのだろう。

 

今のシェアハウスで過ごした濃ゆい1年半は、本当に沢山の出逢いと沢山のドラマがあった。一緒に暮らした歴代メンバーはやっぱり縁があって一つ屋根の下に暮らしたと思うし、感謝で胸がいっぱい。本当に今までどうもありがとう。

 

 

写真は今年のお誕生日に年齢の数だけの薔薇を花束でもらったときの。

うしろには満月。

沢山の仲間に囲まれて幸せだった一日。