空の青と月が綺麗だった日の記録。
少しだけ、人の優しさに感謝した夜の話。

五月なのに、どこか夏の始まりを感じる夜だった。

淡い青がまだ空に残っていて、 細い月と、小さな光が静かに並んでいる。

 

そんな優しい夜の感情を少しだけ残しておこう

 

人と向き合うことは、きっと簡単じゃない。

わからないこともあるし、 伝わらないこともある。

それでも、「どうしたら繋がれるか」を考えようとしてくれる人たちがいる。

そのことに、この日の私は少し救われていた。

 

夕方、チビっ子のこれからについて学校との面談だった。

正直、どこか期待をしないようにして臨んだ面談だったからこそ、

今回の対応はとても嬉しかった。

今まで何度も話し、 何度も伝え、それでも届かなかった経験がたくさんあったから。

 

でも、この日の先生たちは違った。

“できない理由”ではなく、

“どうすれば参加できるか”

を真剣に考えてきてくれていたから。

 

チビっ子の気持ちを。

本人がどう感じているのか、何が不安なのか。

どうしたら安心して関われるのか。

すぐに答えが出るわけではない。

それでも…

「わかろう」としてくれる姿勢が伝わってきたから。

 

絶望ばかり見ていたからか、人と人が笑い合う世界なんて、

もうどこにも存在しないのではと思う時があるほど。

学校への期待も持たないようにしていた気がする。

でも、今日は違ったから。

 

なにより、今回は登校できなかったチビの気持ちを。

オンラインで対応することを受諾してくれて、

本人の声に耳を傾けてくれた先生方に、

その姿勢に、その温度に、私は救われていた。

そして、心からの感謝をしている。

 

今まで私が積み上げてきた努力は、間違っていなかったと、

無駄ではなかったと言ってもらえたようで、嬉しかった。
医療連携へも動き出してくれた。

ようやく少し前に進んだと思える面談だったとおもう。

 

そして、私はその嬉しい気持ちのまま…

 

今夜、楽しみにしているプレミアムライブ配信を待ちわびている。

とても穏やかな夜だった。

 

配信時間の少し前に、チビッ子が前もって予約してくれている。
テレビにつないだ端末から、その時を告げるようにカウントダウンが始まり

画面の向こうには、心推しの大好きな人たちが映し出される。

とても穏やかに楽しそうに笑い合う3人がいた。

まだライブ会場に行けたことはないけど、ファンへの趣向溢れる演出

強くて優しく美しい歌声。 メンバーたちの嬉しそうな笑顔と演奏。

何よりも全力の雰囲気に、私も幸せになる。

 

前日は、メンバーの一人がお誕生日で「誕生日だね!」なんて、
そんな話を友人としてたことも重なって、温かな気持ちに胸が高鳴る。

彼らからのサプライズ。

プレミアムライブ公開の通知。

 

今の私には、その優しさが、その感動が、ただただ沁みた。

そして、美しい彼らの世界。

 

心に刺さる「they are」の演出は最高だった。

 

暖色のスポットライトを月明かりに見立てた灯りが、

ソファで静かに悩み、憂う一人の青年を照らしている。

 

まるでフランス映画のワンシーンのような、

静かで、美しい孤独。

“今日もまた…” その歌詞と空気感が、

今の私には苦しいほど刺さった。

 

孤独なのに、 ただ悲しいだけじゃない。

届かない想いを抱えながら、それでも誰かを想ってしまうような、そんな夜。

 

人の弱さも孤独も大事にして、それでも気高く美しく、

優しい世界へと導いてくれるように。

苦しさも、寂しさも、言葉にならない感情も、

そのまま抱きしめるように、静かにそこへ置いてくれる。

 

だから私は、 「まだこんな優しい世界があるのだ」 と、心を救われている。

ただ笑い合って、少しふざけて、楽しんでいるその映像が、
彼らの姿が、その温度が、 今の私には、とても尊かった。

 

きっと私は、 ああいう“優しい世界”に、 ずっと触れたかったのだと思う。

 

だからあの夜は、 ライブ配信だけではなく、凍えかけていた私の心を、

少しだけ温めてもらえた夜だったのだと思う。

 

大好きな彼らへ。

幸せな時間と、素敵なステージへの心からの感謝を、ここに記しておこうと思う。

 

ありがとう。