またまたアップします。
部品が来ない間にセコイネタを作っておきました。
ミッション取り外し時に気が付いていたのですが、スロットルワイヤーのダストブーツがドロドロに溶けてます。ミッション側は軽く引っ張ったらアウターチューブが外れてしまいました。

ためしにスロットルワイヤー品番124 300 58 30 の値段を聞いてみたのですが12000円ちょっとします。
部品の見た目は2800円位ですがね・・・さすが、貧乏人にはサディスティックな車です。

外れた部分を確認すると透明なシリコンシーラントで溝にシーリングしてあるだけのようです。最後まで押し込むと『ガチッ』とした感触で抜けなくなりますが、何故かミッション取り外しのときにはプラプラでしたのでここまで刺さっていなかったのものと思われます。
この状態ではミッション内への水入りも心配ですし、ワイヤー本体の動きはかなりスムーズで交換するにはもったいない!!

修理ををします、綺麗に脱脂したあと手持ちにあった液体シリコンガスケットを溝に詰め込みます。(通称日産純正ベンガラ色)
ワイヤーの曲がり向きを確認をして『ガチッ』と押し込み、はみ出したガスケットを綺麗にふき取ります。

なかなかの仕上がりで自己満足です。
次はビリビリのブーツの修理です。バイク屋で廃品のブレーキワイヤーを当たりましたがうまい物がありません。しょうがないのでお金を出しますw

日産純正番号31051-32X76 Y10型ADバン用のA/Tスロットルワイヤーです。定価は2050円です。これを壊してブーツを移植します。

まず、ワイヤー先端に近いところのブーツクランプの寸前をカットしてブーツをずらします。ワイヤーをぶった切ってブーツを取り出します。

先端を2ミリほど切り落としてギリギリでスロットルワイヤーを通せる穴の大きさを確保しときます。

ベンツのワイヤーのほうはブーツの残骸を綺麗に除去し、ワイヤーの途中についているプラスチックのスペーサー2個を割って捨てます。(それがあるとブーツが通らない!)

日産のワイヤーに付いていた時とは反対向きに(ここがポイント!)ブーツを通します。スプレータイプのシリコングリスをブーツの内側に吹いてスロットルのボールリンクを滑らせて通過します。

シリコングリスがブーツの外側につくと手が滑って作業性が悪くなります、余分な油はふき取ります。ゴムが薄いので破れ易いです。注意して引き込みます。

あとは、両方の段の部分にブーツを乗せましてタイラップで縛って完了でしょう!!
セコいネタへのお付き合いありがとうございます。
次回から組み付けに入りますよ!!