さぁ、ぼちぼちマジメに書き始めましょうか…
今現在はA/T完バラになってまして、各部洗浄しながら部品待ちとなっています。
一応、整備士ではありますが完全に趣味の世界(笑)に入ってますので就業時間中は手をつけれません。
残業完了後に時間があったら作業を進める感じになっています。
話を戻します。まずはミッションを車から降ろさないと話が始まらないのでその辺から。
始めにご注意ですが、整備書がありませんので適当に降ろしております。手順は前後するかもしれません。また、これを見て真似する場合は自己責任の元に行ってください!ワタクシは責任を負いません!
まずは、車のリフトアップからです。スターターモーターも下ろしますのでバッテリーのマイナス端子取り外しは絶対です。
車を上げる前にボンネット内から外すことが出来るものを片っ端から外していきます。
ベンツはラジエターファンとシュラウドの間が狭いです。ミッションを外すときにエンジンが傾きますが、間違いなくクーリングファンとシュラウドが当たります。
ゴミ扱いしてますが、その辺はベンツです。部品を壊すとブルジョアな価格ですので予防策をとります。

シュラウドの一番上に矢印がありますのでそちらに回すような感じにして丸い方をエンジン側にずらします。四角い方にはクリップが2箇所ありますので外してから上に引き抜きます。
すると隙間が出来るので丸いほうも抜けるでしょう。ちなみにラジエターは刻印から読むと2002年製ですので安心っぽいです。
次は、A/Tレベルゲージの上側のボルトを抜きますが何故かヘックスです。意味があるのでしょうか?整備士のくせにヘックスソケットを持っていないので地道にレンチで回します。
エアクリーナを全部取っ払います。案の定、ブローバイホースが折れてどっかにすっ飛んでいきました。要交換ですな(´ε`;)ウーン…
スロットルリンクを外しに掛かりますが・・・コールドインジェクターのパイプ付け根とフューエルディスビのリターン側のパイプからガソリンが漏れてる

インテーク周りでこういう赤茶色をしている場合はほぼガソリン漏れです。いくら掛かるんじゃい。
スロットルリンクはブーツをめくってラジペンで ボールを捻って外します。なぜかブーツが溶けて無くなってますが後で考えます。
次は車を上げてオイルクーラーホースを外します。何故か上側につながってるホースを緩めたらラジエーターから水がボタボタ漏れてきます。訳分からん。
びびって車を下げて漏れ箇所を確認します。ラジエータのオイルクーラー根元で漏れてます。

だめもとで根元を締めてみたら激ユルです。
こんなこともあるんですねぇ・・・財布が心配で真っ青でした。
締めたら漏れてこなくなったので気を取り直して、オイルクーラーパイプとレベルゲージ、スターターモーターを下ろします。ついでにオイルパン一番後ろのプラスチックカバーを外してトルクコンバーターの取り付けボルトを6本外します。それと並行してA/Tオイルを抜きますが新品のように綺麗です??前オーナー、バックしなくなってびびってオイル交換してみたようです。
ぐるっと見回しますとマフラーが邪魔をしてくれそうです。エキマニとの接続ボルトを外してセンターの差込を外そうとしたのですが固着しちゃってます。後ろ側を見ると吊ゴム3個しかないので外すのは諦めてASSYで降ろします。そうそう、O2センサーの配線を外しておかないとブチ切れますからね。右フロントシート足元のカーペットをめくるとコネクターがありましたので外してマフラー側に垂らします。
激重です!!3人ががりでやらないと危険ですね。ステアリングアイドラーのところでフロントチューブが知恵の輪になるので後ろ側を思いっきり下げて抜き取ります。(この方法は車が1メートルくらい上がってないと無理です。)

ここまで来れば後は楽勝です!プロペラシャフトを前後ジョイントディスクのところで外してセンターマンとも外せば降ります。ジョイントディスクがガタガタになってるのはご愛嬌?

あとはミッションジャッキを掛けた上でリアミッションマウントを外してミッションを下げ気味にします。
隙間から全ての配線、配管とシフトロッドを降ろします。ここもご愛嬌でシフトブッシュが『磨耗』ではなく『消滅』しております。そして、傾いたミッション上側のボルトを1000ミリのエクステンションバーとボックスレンチで狙えば後は下側の取り付けボルトのみになります。
下側ボルトを外してエンジンとの並行度を確認しながらミッションを後ろに引き抜いてジャッキを降ろせばミッション取り外し完了となります。

詳しく書くと大変ですね。整備士の方々が書いてるブログを真似してみたのですが、頭が下がります。では、次回は分解です。