会社の近くを 歩いている時 

水路に ザリガニ がいるのを 

見つけました。

ザリガニ を見て  

子供のころ を 思いだしました ・・・



練馬区 の 石神井公園 には 

『 石神井池 』 『 三宝寺池 』 という

2つ の 大きな池 が あります。 

 

子供のころ ザリガニ を 釣り に 

従兄の兄ちゃんと 『 三宝寺池 』 に 

よく行きました。 

 

人工 の 『 石神井池 』(通称ボート池) よりも 

やはり 自然がそのままの 『 三宝寺池 』 のほうが 

より色々な種類の生き物に 出会えるからです。



遊びに行く時は 

枝に糸を付けただけ の 釣り竿 と 

100円を持って出かけます。



『 三宝寺池 』 の 周りには 

駄菓子屋があり そこでお菓子を買うのも 

『 大きな楽しみ 』 の 一つ でした。 



池に着くなり 

僕はまず ザリガニ釣りのエサとなる 

当時30円の 『 よっちゃん 』 を 購入します。 

 

しかし 一緒に来てる従兄は 

『 釣り 』 だというのに 重要なエサ を

買おうとしない ・・。



「 そんなもん いらん 」 と 強気に 

2つ年上の従兄は そそくさと 

ポイントを選びに行ってしまった。




ザリガニ ( 特に大物 ) は 

池 に 根本が半分くらい浸かっている木 の 

その 根の間 に潜んでいるのです。 

 

僕と従兄は 少し離れたところで

各自のポイントで 捕獲を開始しました。



ザリガニ釣り は 

釣り上げる時 が 一番 技術が必要で 

それが 醍醐味でもあります。

 

標的のザリガニ に 

エサを ハサミで ハサませただけでは ダメで 

そのエサを 食べ始めるまで ジーっと 待ち 

更に そこから 悟られないように 

慎重にゆっくりと引き出し 一気に捕まえる!!!



しかし 

ザリガニ は エサを掴むとすぐに 

自分の巣(木の根の間の奥のほう)へ

隠れてしまうため 

食べ始めたのか確認が出来ず 

かなり難しい ・・・

 

焦って 引っ張ると 逃げられてしまいます。

 

ジッと 待って 勘で 引き上げるのです。



なんとか 僕は 小さいのを 1匹

釣ることに 成功。



その報告も兼ね 従兄のほうへ行くと ・・・ 

なんと !!!  

従兄はすでに 3匹 も釣っている・・・。 



しかも その3匹とも が 

それはそれは 見事な 

マッカチン !!! (アメリカザリガニの事) 



例えるなら 

僕が釣った 小さなザリガニ が 

『 江頭 2:50  』 だとすれば 

従兄のザリガニ は 

『 アーノルド・シュワルツェネッガー 』  !!!

 

しかも 3匹も ・・・。 

 

まさに アメリカ軍のようだった ・・・



 

 

 ・・・ ???



そういえば よくよく考えると

さっき 従兄は 釣る為 の

エサを 買っていなかった ・・・

 

エサ無し で フルごっつ を 3匹 ・・・



一体 どうやって 釣って いるのか ???  



 

どうしても その手法 が 気になり 

少し離れた木陰から 隠れて

従兄の様子 を 見ていると 

驚愕の光景が !!! 



 

水辺を見つめていた従兄は 突然 

木の根元に 手をかけて 

自分の体 半分を

池の中に沈めたのだ !!! 



体の半分とは

上半身、下半身 の話では無い ・・・

人間の体を 縦に割る 

『 正中線 』 で 割った その右側だけを 

池に沈めた のです !!! 

 

そして 全く ピクリとも動かない ・・・



さらに 驚いたのが 

顔だけ 少し斜めにし 口は完全に池に浸かり 

水面ギリギリ の 鼻だけ で 呼吸をしている ・・・ 



その光景は まさに 

寺で集中し 『 座禅 』 を 組んでいる人を 

そのままの形 で 横にして 

右半身だけ 池に沈めたような状態 ・・・ 



 

その 目の前の光景 は

 

『 プールや風呂 』 で 

起きている話 ではなく 

 

少し 『 異臭 』 を 放つ 

『 池 』 での話 ・・・ 

 




しかも 

そのときの従兄の 『 服装 』 は 

茶色い短パン と 黒いTシャツ で 

日焼けし肌も黒く 

そんな感じで 微動だにしないため 

カメレオンみたく「 保護色 」 っぽくなり 

自然と同化 してしまっている ・・。 




池の周りは 意外と人が多く 

観光の人や 散歩、ジョギングなどの 人々が 

幾度も その 半身 池に浸かった 

従兄の横 を 通るのだが   

誰一人として 従兄の存在に 

気付かない ・・・。



もし気付かれれば 

小学生の 『 水死体 』 と 勘違いされ 

大騒ぎになることは 必至な状況・・・ 

 

しかし 一向に 誰も気付かない ・・・。   



この人生の中 で 

『 完璧なる自然との一体化 』

を 見たのは 後にも先にも 

この時だけ ・・・。




良く見てみると 

どうやら 従兄は 

左手で体を支え 水中にある右手 は 

ザリガニの巣である 木の根の間 に 

突っ込んでいるようだ ・・・



かなり奥まで入ってる 様子 ・・・


目は閉じ 『 無の境地 』 に いるが如く 

全く 動かない ・・・

 

微動だに しない  ・・・ 



全身神経 を 

その根の奥にある指先 に 

集中させているのであろう ・・・


その 信じがたい状況 のまま

15分位経ったころだろうか ・・・

 

水面に小さな波が立ち始める ・・・ 



浸かって 全く動かなかった 従兄の体 が 

ゆっくり ゆっくりと 徐々に

水面から あがりはじめ 

その右肩 が 

水面から 出たあたりで 突然 !!!

従兄の体の動きが 激しく なった!!!  



その 一連の動き を 見た僕は

幼心に 驚愕した !!!!!!!



なんと

ゆっくり水面から あがったと思った身体を

今度は 頭から スゴイ勢いで 潜り 

八つ墓村のような状態 ( 逆立ちし上半身は池の中 )

に なったと思うと 

その状態から 身体を回転させて

下半身の落下する 重力を利用し

途中で 体を一気に 捻じり その勢い で

腰 ! 肩 ! ヒジ ! 手首 ! の 順番 で 

関節 を 連動させて 

 

驚くべきスピードで

腕全体 を 根っこのスキマ から

ひっこ抜いたのだ !!! 

 
 




よもや 超一流アスリート の 

体操演技 を 見ているかのような

美しさ ・・・



その瞬間 

ハネるように 池から飛び出した その辺り一面

大量の 水シブキ が上がり 

仁王立ち状態 の 従兄の周りには 

見事な 『 虹 』 が ・・・ 

 



そして その

水中の根っこのスキマ に 突っ込んでいた

右手には 

恐ろしいほど 大きい ・・・ そう

マッカチンが!!!(アメリカザリガニ の事)

  



それはそれは 

見事に大きな マッカチン が 

くっついて いました ・・・

 

 

 従兄の指 を ザリガニ が 挟み 

その 指を挟んでるハサミ を  

従兄の指 が 挟んでいる ・・・



従兄の ひとさし指からは 血が流れ  

勢いよく 美しく 立ち上がった 

その体勢のまま 

ザリガニを掴んだまま 天を見上げ 

マスクを取ったプレデター(1987年公開/映画) の 如く 

『 雄叫び 』 を あげている 従兄 ・・・



その 目の前には  

従兄が飛び出した 『 その瞬間 』 に 

散歩か何かで 偶然 通りかかった 

見知らぬ 『 おばちゃん 』 が 

水シブキを浴び  腰を抜かして いました ・・・

従兄の 『 雄叫び 』 に 恐れ慄き 振るえながら 

座った状態で 後ずさりしている ・・・



無理も無い ・・・ 

 

突然 池から 人が飛び出してきて

しかも ザリガニを握りしめ 血を流し

雄叫び を あげているのだから ・・・

その 恐怖ときたら 

並大抵のものでは なかった だろう ・・・




そう ・・・

従兄にとっては 

『 釣り 』 ではなく  

『 狩り 』 だったのだ ・・・

 

そりゃ エサなど 必要ない ですよね ・・・



とにかく 

獲ったザリガニ達 は 

今まで 見たこと無いくらい立派なヤツ ばかり ・・・

まさに 『 ヌシ 』 って感じの たたずまい ・・・




たぶん幾年ものあいだ

天敵からも 逃れ   

近所の 数々の小学生が 挑戦したが

『 捕 』 れなかったザリガニ を 

自らの 『 指をエサ 』 にして 

『 獲 』 ってしまったのだ ・・・ 

 

1日で 4匹も ・・・







驚愕の光景を目の当たりにした その帰り 

従兄と僕は 駄菓子屋 に 寄った ・・・



先に エサを買ってしまった僕 は 

残金70円 ・・・


指をエサに大物を狩った従兄 は 

100円分 の お菓子 を 買っていた ・・・



そんな 従兄の姿 を 

羨ましそうに 僕が見ていると 

なんと 従兄は 血の出たその 

傷ついた手で 僕に 




一番大きい ザリガニ をくれた ・・・ 




そして お菓子も 沢山くれた ・・・




満面の笑みで 沢山くれた ・・・






子供ながらに 

感動したのを 憶えている ・・・・・







大人になり仕事をしていると 

たまに このことを思い出します ・・・


 

人と違う 『 工夫 』 すること ・・・ 

 

物事 を 『 主観 』 で 判断しない ・・・

 

何でも 『 やってみる 』 こと ・・・  

 

『 行動 』 に 移すことで 

『 見え方 』 が 変わり 

『 新しい道 』 が できる ・・・ 

 

面倒なこと から 『 逃げない 』 こと ・・・

仕事 とは 本来 『 泥臭い 』 もの ・・・

ガマン を すること ・・・



子供のころに 『 遊び 』 から 

学んだことは 沢山あるはず です ・・・




『 工夫 』 で 勝ち取った その

『 利益 』 を 誰かに 

『 還元 』 する ・・・



僕らも 

日ごろ お客様から 

いただいている その利益 で 

また 努力し 工夫を 重ね 

お客様にの喜んで いたただけるように

新たなサービス に 繋げて 

 


さらなる 『 喜び 』  が  

さらなる 『 サービス 』 に つながる ・・・




そんな事業部にしていきたなぁ と 

よく スタッフと 話してます 。




 

 



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