2012年春のトレンド・・・「弁当男子」の次は「スティック女子」? | tomokiのブログ

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 粉末が1回分ごとに小分けされ、お湯(または水)とコップを用意するだけで簡単にドリンクを楽しむことができる「スティックタイプ飲料」が、女性の間で、オフィスシーンのトレンドになる兆しが見えているという。トレンド総研は、スティックタイプ飲料を活用してオフィスシーンで好きな飲み物を賢く楽しむ女性を「スティック女子」と名付け、スティックタイプ飲料の利用実態について調査した。調査結果について商品ジャーナリストの北村森氏は、「女性は、『気がつけば面白い商品になっている』分野に敏感。各メーカーの努力により粉末状の飲料系商品の味は格段に進化しており、スティックタイプ飲料から思わぬヒット商品が出てくる可能性がある」と市場を分析している。

 スティックタイプ飲料市場は年々拡大し、代表的な存在である「スティックタイプコーヒー」の市場規模は、2003年に61億円だったものが、2011年には279億円に拡大。特に2010年から2011年にかけて年率26%増と拡大に拍車がかかってきている。トレンド総研が2012年2月28日~同29日にオフィスに勤務している20~39歳の女性500人に調査した結果、「オフィスでスティックタイプ飲料を利用していますか? 」と聞いたところ、「よく利用している」(20%)、「たまに利用している」(33%)も含めて「利用したことがある」という回答が約90%になった。手軽にいろいろな味のあたたかい飲み物が楽しめる点が、働く女性に支持される理由になった。

 各メーカーでは、スティックタイプ飲料の代表格といえる「<ブレンディ>スティック」シリーズが、定番の「カフェオレ」以外に、「エスプレッソ・オレ微糖」「紅茶オレ」「抹茶オレ」などラインナップを抱負に揃えている。「カロリーハーフ」タイプにも対応。また、人気のコーヒーショップ・スターバックスからも、店舗の味に近づけた「スターバックス ヴィア コーヒーエッセンス」などが登場している。一方、淡路島の名産である玉ねぎを使用した「淡路玉ねぎスープ」など、変り種商品も出ていて、スティック飲料の幅は広がりを見せている。

 このような「スティック女子」が増加している背景について、北村森氏は、(1)一杯あたり数十円で出費を抑えられる、(2)オフィスに熱湯も冷水も出るミネラルウォーターサーバーが増えている、(3)エコカップを所有する20~30代が増えた——などを要因としてあげる。そして、「スティック女子」の傾向について「値段にシビアであると同時に、品質や得られる満足度についても厳しい視点を持っている」と分析している。現在の消費者は「どれだけ便利で、安価で、手軽か」といった部分を評価する傾向が強いといわれ、スティックタイプ飲料は、この時代のニーズにマッチした商品といえるようだ。(編集担当:風間浩)
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