ご挨拶。
深夜0時の深夜バスに乗り込んで彼女のご両親に挨拶をしに来たのですが、
朝の6時に深夜バスの終点に到着して彼女の実家はここから更にバスで1時間程。
少し距離があるとしてもさすがに朝の7時からご挨拶に伺うのは失礼というのとお腹が空いたというのもあって朝6時から開店しているハンバーガーショップへ。
朝バーガーを食べていると、
彼女「緊張してるね~?」
そりゃそうだろ!今まで1度もお会いした事のない彼女のお父さんにプロポーズした事を報告するんだわい!
こんなよくわからない一芸人を家族に認めてくれるかどうかもわからないのに緊張しない方がおかしいわい!
と顔を上げたら彼女は朝バーガーに夢中でした。
その後もお父さんの情報を少しでも仕入れたいと必死に聞きましたよ!
どんなお父さん?趣味は?性格は?家ではどんな人だった?お母さんの事何て呼んでんの?などなど緊急会見を開かせていただきました。
そこからまだ少し時間があったので、初めて行った彼女の街を少し見たい思いブラブラしながら大きなアーケード街に感動したり、道路の広さに感激したりして時間を潰しまして、
昼の12時前にいよいよ彼女のふる里行きのバスに乗りました。
言っておきますけど、ここまでもちろんスーツですからね!
普段着なれないスーツは体を締め付けましたよ。
「これがご挨拶の呪縛かぁ~」と言っていたのを思い出しました。
そこから1時間後ついに彼女のふる里に到着しました。
(このバスの1時間はすぐに寝てしまい気づいたら到着しておりました。)
バスを降りると彼女が辺りを見渡して何かを探しておりました。
何を探していたのかというと、
彼女「お兄ちゃんが車で迎えに来てくれてるはずなんだけど…」
そうだ~!
彼女にはお兄さんがいるんだった~!
お父さんと会う前にお兄さんと対峙するんだった~!
深夜バスの中でのシミュレーションにこの対戦は入ってなかった~!!
そんな事を考えながら車を見つけた彼女が手招きしている。
車の運転席が開いて、お兄さんと初対面。
兄「こんにちは。」
オイラ「あっ!こんにちは。」
兄「いつも妹がお世話になってます。」
オイラ「こちらこそお世話になりっぱなしで…」
兄「遠かったでしょ?わざわざ遠い所からありがとうございます。疲れてない?」
オイラ「はい…ありがとうございます!」
はい、話した感じ素敵なお兄さん確定~!
ガンガン寝起きの顔だったオイラにこの神対応!
そこから車で5分程走った所で、
彼女「ここだよ。」
いよいよ来た~!本丸に到着しましたよ~!!
車を降りようとした所でお兄さんが一言…
兄「がんばってね!」
うわ~励まされて勇気になる~!!
そして、玄関の前まで行ってインターホンを鳴らすとお母さんがお出迎えしてくれました。
母「おかえり~。」
彼女「ただいま~!」
オイラ「どうも、こんにちは!」
お母さんは以前東京に遊びに来た際に軽く挨拶を済ませておりました。
母「いらっしゃい!上がって上がって!」
オイラ「お邪魔します。」
そして、倍賞美津子さん似のお母さんを先頭に居間へ通されました。
襖を超えてそこにいたのはテレビを見ているお父さん!!
いよいよ初対面の時です。
オイラ「初めまして。岡本知己と申します。」
父「はい、どうもどうも。遠い所からわざわざご苦労だったね、風も強かったし…」
母「お腹すいたでしょ?ご飯作ったから。ちょっと運ぶの手伝って。」
と台所の母が彼女を呼びました。
居間にお父さんと2人っきりになり、無言の空間が生まれました。
すると、
父「出身は北海道だっけ?」
オイラ「あっ…はい。」
父「北海道は寒い所だね?」
オイラ「はい、もうそろそろ雪が降るかと思います。」
父「そうかいそうかい。」
お父さんに気を遣わせてしまった所で彼女がお盆に乗せたご飯を持ってきました。
母「大したもの作れなかったけど。お口に合うかわからないけどどうぞ。」
テーブルには何品も乗っていました。
彼女が育った家庭の味はとても美味しかったです。
その後お茶を飲みながら彼女の近況報告ととお父さんお母さんの近況報告、近所の同級生の近況報告を頷きながら聞いていました。
今回オイラが帰りの時間を考えると彼女の家の滞在時間は3時間でした。
正直家に入ってから話を聞いている間は内容が全く入ってこなくて、ご両親を前に何と言えば良いのかをずっと考えていました。
途中お母さんはオイラ達に、
母「朝早かっただろうから、布団で横になったら?敷いてあるから」と言ってくださいました。
おもてなしてくれようとしているそのお姿になんとも嬉しい気持ちになりました。
そして、時計を見ると間も無くタイムアップの時間!
これはマズイ!
まだ何も大切な事を報告していない!
今のままではスーツ姿の男が全くゆかりのない地域にただ他人の近況報告を聞きに来ただけの人になってしまう!
なので、意を決して口を開きましたよ!
オイラ「あの~少しよろしいでしょうか?僕は今彼女と結婚を前提にお付き合いさせていただいています!この前プロポーズをさせていただき、良い返事をいただきました…なので彼女と結婚をさせてください!」
ちゃんと言いましたよ、声は震えていたかもしれないですがようやく言えました!
するとお父さんが一言…
父「こんな娘で良いのかい?」
その一言に何故だかわからないですけどとても感動しました。
多分嬉しいんだと思うのですが、胸がワっ~となったんです。
オイラ「はい!ぜひよろしくお願いします!」と答えました。
その時のご両親は目に涙を溜めていらっしゃったように感じました。
お恥ずかしい話、今も思い出すだけで涙が流れそうになります。
そしてお別れの時がやってきまして、またお兄さんがバス停まで送ってくれました。
お父さんお母さんは車が見えなくなるまでずっと外まで出てきて見送ってくださいました。
帰りの新幹線は緊張の糸が切れた様ですぐに寝てしまいました。
これがオイラのご両親のご挨拶でした。
大体の方が「お前のご両親のご挨拶なんて知らねーよ!!」と思ったかと思います。
でも、このブログはオイラが思った事、感じた事を書いて良いとされている所でございます。
皆様には些細な事かもしれませんが、オイラからしたら人生の分岐点ともいえる重大な事柄でございますが故に、この「自分勝手」の方に残しておきたいと思った所存でございます。
ここまで読んでくださった方々本当にありがとうございました。
ちなみに本日はホリプロライブの日です。
新宿明治安田生命ホールで13時からホリプロライブNEXT、17時からホリプロライブが開催されます!
お時間のある方は是非遊びにいらしてください!
おしまい。
朝の6時に深夜バスの終点に到着して彼女の実家はここから更にバスで1時間程。
少し距離があるとしてもさすがに朝の7時からご挨拶に伺うのは失礼というのとお腹が空いたというのもあって朝6時から開店しているハンバーガーショップへ。
朝バーガーを食べていると、
彼女「緊張してるね~?」
そりゃそうだろ!今まで1度もお会いした事のない彼女のお父さんにプロポーズした事を報告するんだわい!
こんなよくわからない一芸人を家族に認めてくれるかどうかもわからないのに緊張しない方がおかしいわい!
と顔を上げたら彼女は朝バーガーに夢中でした。
その後もお父さんの情報を少しでも仕入れたいと必死に聞きましたよ!
どんなお父さん?趣味は?性格は?家ではどんな人だった?お母さんの事何て呼んでんの?などなど緊急会見を開かせていただきました。
そこからまだ少し時間があったので、初めて行った彼女の街を少し見たい思いブラブラしながら大きなアーケード街に感動したり、道路の広さに感激したりして時間を潰しまして、
昼の12時前にいよいよ彼女のふる里行きのバスに乗りました。
言っておきますけど、ここまでもちろんスーツですからね!
普段着なれないスーツは体を締め付けましたよ。
「これがご挨拶の呪縛かぁ~」と言っていたのを思い出しました。
そこから1時間後ついに彼女のふる里に到着しました。
(このバスの1時間はすぐに寝てしまい気づいたら到着しておりました。)
バスを降りると彼女が辺りを見渡して何かを探しておりました。
何を探していたのかというと、
彼女「お兄ちゃんが車で迎えに来てくれてるはずなんだけど…」
そうだ~!
彼女にはお兄さんがいるんだった~!
お父さんと会う前にお兄さんと対峙するんだった~!
深夜バスの中でのシミュレーションにこの対戦は入ってなかった~!!
そんな事を考えながら車を見つけた彼女が手招きしている。
車の運転席が開いて、お兄さんと初対面。
兄「こんにちは。」
オイラ「あっ!こんにちは。」
兄「いつも妹がお世話になってます。」
オイラ「こちらこそお世話になりっぱなしで…」
兄「遠かったでしょ?わざわざ遠い所からありがとうございます。疲れてない?」
オイラ「はい…ありがとうございます!」
はい、話した感じ素敵なお兄さん確定~!
ガンガン寝起きの顔だったオイラにこの神対応!
そこから車で5分程走った所で、
彼女「ここだよ。」
いよいよ来た~!本丸に到着しましたよ~!!
車を降りようとした所でお兄さんが一言…
兄「がんばってね!」
うわ~励まされて勇気になる~!!
そして、玄関の前まで行ってインターホンを鳴らすとお母さんがお出迎えしてくれました。
母「おかえり~。」
彼女「ただいま~!」
オイラ「どうも、こんにちは!」
お母さんは以前東京に遊びに来た際に軽く挨拶を済ませておりました。
母「いらっしゃい!上がって上がって!」
オイラ「お邪魔します。」
そして、倍賞美津子さん似のお母さんを先頭に居間へ通されました。
襖を超えてそこにいたのはテレビを見ているお父さん!!
いよいよ初対面の時です。
オイラ「初めまして。岡本知己と申します。」
父「はい、どうもどうも。遠い所からわざわざご苦労だったね、風も強かったし…」
母「お腹すいたでしょ?ご飯作ったから。ちょっと運ぶの手伝って。」
と台所の母が彼女を呼びました。
居間にお父さんと2人っきりになり、無言の空間が生まれました。
すると、
父「出身は北海道だっけ?」
オイラ「あっ…はい。」
父「北海道は寒い所だね?」
オイラ「はい、もうそろそろ雪が降るかと思います。」
父「そうかいそうかい。」
お父さんに気を遣わせてしまった所で彼女がお盆に乗せたご飯を持ってきました。
母「大したもの作れなかったけど。お口に合うかわからないけどどうぞ。」
テーブルには何品も乗っていました。
彼女が育った家庭の味はとても美味しかったです。
その後お茶を飲みながら彼女の近況報告ととお父さんお母さんの近況報告、近所の同級生の近況報告を頷きながら聞いていました。
今回オイラが帰りの時間を考えると彼女の家の滞在時間は3時間でした。
正直家に入ってから話を聞いている間は内容が全く入ってこなくて、ご両親を前に何と言えば良いのかをずっと考えていました。
途中お母さんはオイラ達に、
母「朝早かっただろうから、布団で横になったら?敷いてあるから」と言ってくださいました。
おもてなしてくれようとしているそのお姿になんとも嬉しい気持ちになりました。
そして、時計を見ると間も無くタイムアップの時間!
これはマズイ!
まだ何も大切な事を報告していない!
今のままではスーツ姿の男が全くゆかりのない地域にただ他人の近況報告を聞きに来ただけの人になってしまう!
なので、意を決して口を開きましたよ!
オイラ「あの~少しよろしいでしょうか?僕は今彼女と結婚を前提にお付き合いさせていただいています!この前プロポーズをさせていただき、良い返事をいただきました…なので彼女と結婚をさせてください!」
ちゃんと言いましたよ、声は震えていたかもしれないですがようやく言えました!
するとお父さんが一言…
父「こんな娘で良いのかい?」
その一言に何故だかわからないですけどとても感動しました。
多分嬉しいんだと思うのですが、胸がワっ~となったんです。
オイラ「はい!ぜひよろしくお願いします!」と答えました。
その時のご両親は目に涙を溜めていらっしゃったように感じました。
お恥ずかしい話、今も思い出すだけで涙が流れそうになります。
そしてお別れの時がやってきまして、またお兄さんがバス停まで送ってくれました。
お父さんお母さんは車が見えなくなるまでずっと外まで出てきて見送ってくださいました。
帰りの新幹線は緊張の糸が切れた様ですぐに寝てしまいました。
これがオイラのご両親のご挨拶でした。
大体の方が「お前のご両親のご挨拶なんて知らねーよ!!」と思ったかと思います。
でも、このブログはオイラが思った事、感じた事を書いて良いとされている所でございます。
皆様には些細な事かもしれませんが、オイラからしたら人生の分岐点ともいえる重大な事柄でございますが故に、この「自分勝手」の方に残しておきたいと思った所存でございます。
ここまで読んでくださった方々本当にありがとうございました。
ちなみに本日はホリプロライブの日です。
新宿明治安田生命ホールで13時からホリプロライブNEXT、17時からホリプロライブが開催されます!
お時間のある方は是非遊びにいらしてください!
おしまい。