
私が生まれる前に亡くなった兄。
それも生まれてすぐに肺炎にて…
生まれて間もない我が子を亡くす、これほど辛いものはなかったのではと…
そんな兄の、小さな小さな骨が入れられた骨壷が埋められた場所に立つは木のお墓。
当時の両親の貧しさを物語る一コマ…
それも生まれてすぐに肺炎にて…
生まれて間もない我が子を亡くす、これほど辛いものはなかったのではと…
そんな兄の、小さな小さな骨が入れられた骨壷が埋められた場所に立つは木のお墓。
当時の両親の貧しさを物語る一コマ…
幼いながらに、周りに立つ立派な大理石や御影石のお墓に比べて兄のお墓だけなんで木なんだろうと…
同時に私が大きくなったら、石のお墓を建ててあげたいと思うように…
同時に私が大きくなったら、石のお墓を建ててあげたいと思うように…
今から十数年前、私の貯金が石のお墓を買う以上に貯まった頃、母に差し出す一枚の広告…
「ここにお墓を買おうと思うんだけど、どういうのがいいか選んで」と、“鳩が豆鉄砲を食ったよう”とはこのことをいうのかと思う母の表情…笑
後にも先にも、おそらく私が生まれて初めてしたであろう親孝行もどき…
「ここにお墓を買おうと思うんだけど、どういうのがいいか選んで」と、“鳩が豆鉄砲を食ったよう”とはこのことをいうのかと思う母の表情…笑
後にも先にも、おそらく私が生まれて初めてしたであろう親孝行もどき…
以前は電車を乗り継いで3時間程、私が見つけたのは両親が住む場所から程近い新しい墓地。
「もうさ~、ど~んと大きく思いっきり派手なのにしたら?」と言う娘の声をことごとく無視し、ごくごく平凡なありふれた形のお墓を選びだした母。
こっそり、石のランクを上げたことは未だに内緒である…笑
「もうさ~、ど~んと大きく思いっきり派手なのにしたら?」と言う娘の声をことごとく無視し、ごくごく平凡なありふれた形のお墓を選びだした母。
こっそり、石のランクを上げたことは未だに内緒である…笑
先日の帰省時、兄のお墓に立ち寄った母と私。
「お墓を撮るなんて…」とためらいつつも、なんだかこの光景をカメラにおさめておきたくなった…
「お墓を撮るなんて…」とためらいつつも、なんだかこの光景をカメラにおさめておきたくなった…
いつか父や母がこの世を去って、私がこのようにお墓に参る姿をやっぱり私の子供達はこうやって眺めるのだろうか…
いつの日か大きな一戸建てを両親に建ててあげることが夢であったが、この世を去った後の住まいしか建てて上げられていないという悲しい現実…
両親がこの世から去ることは考えたくもないが、現在30数年間、これからそれ以上私と妹の二人で両親の愛情を二人じめしているのだから、この世を去った後はお墓の中に眠る兄に独り占めさせるのも悪くない…
嫁に出た、二人の娘が入るお墓は当然ここではないのだから…
その時が来たら、おそらく私以上に涙にくれる妹を、長女として姉としてそう慰めようと思う…