ご無沙汰してますが、1年前くらいに家を買いました。郊外の中古物件です。

 

コロナ前、5年以上前から「田舎暮らしがしたい!」と言い続け。

あれこれ考えて、夫にも「いつ買うの!?」と責められ続け。笑

 

見つけた時は「これ!運命の出会い!」というわけでもなく。笑

「ここなら思ってることは全てクリアだね」と低空飛行気味で。

なんと内見1回、ここしか見てないです!笑

それでも買ってから一年くらい経ちまして、買って良かったと思ってます。

購入の決め手

  1. 庭が広く家が小さい
  2. すぐ住めるくらい綺麗
  3. 隣家が接していない
  4. 交通の便が良い
  5. やり直しが効くくらいの金額

夫と私、2人のスタンスは、夫の仕事の関係上、都心から週一ペースで通えること→2拠点生活でした。

距離が都心から100キロ圏内で、これなら無理なく通えて、維持できる。

細かなことを言えば毎回かかる交通費が想定よりもオーバーしていますが、許容範囲かなと捉えています。

 

場所は千葉の東側、海に近いけれども、やや内陸側。

なぜこの場所に?その答えは難しいです。

別段「移住地と言えばここ!」という場所ではないですし。

 

ただ、前に長野の安曇野に農業体験行った時に、そこの旦那さんが

「どこに住むか地域は関係ない、自分が良いと思った場所が良いんじゃない?」といったようなことを仰っていて

その通りだなって思ってたのもあるかと思います。

「ここだったら自分がやりたいことが叶う」そんな風に思えた場所で

それがたまたまここだったからが答えかもしれません。

ルームツアー

それではルームツアー、行ってみましょう!(写真は全て内見時のもの)

4DKの築70年中古住宅。25年前にリフォームしているため、こじんまりとして綺麗です。

南側に面して横に部屋が連なる家の作り。

 

広さは約330坪。家の前と裏に庭があり、広々。

私はガーデニングや畑をやりたかったので、この何にも造作されていない土地は魅力的でした。

また、目の前は原生林、隣は雑草と朽ち果てた古民家放棄地、裏は線路で隣家が接していないのも決め手の一つ。

 

ただし、近くに綺麗な小川が流れてるとか、裏山とかそういった景観や眺望といった魅力はなく、自分たちで魅力を作っていくといったタイプの家です。笑

 

なので「古民家といったらこういう感じ!(大きな瓦屋根に太い柱!)」とか「昔の日本家屋!」といった感じではなく、自分たちが楽しめる、ある程度改造も楽しめる趣味の家といったスタンスです。

 

縁側?のような雰囲気。

実際には改築につぐ改築で、付け足し感があり部屋ごとで古さがバラバラしてる印象です。

 

こちらが裏庭。

この時は知る余地もないですが、土地が緩やかに凸凹しており、掘るとあちこちに木の根や酒瓶などが出てきます。笑

 

家の中へ!

ここからして不思議な作りですが、玄関開けてすぐにガラス戸があります。

このガラス戸部分の部屋が70年前からある部屋をリフォームして、左側の部分も70年前からある部屋ですね。

 

玄関側を見た角度。天井が低いです。

 

玄関から左の部屋へ。ここも70年前からある部屋で、天井低めです。

映ってませんが、小さな畳をはがすと囲炉裏ができるような灰のあるスペースがありました。

家全体に残置物がほとんどなく綺麗で、改修もされており、丁寧に住われてたことが想起できます。

 

別角度。

 

隣の2つ目の部屋。ここは天井が高い!

ここの部屋だけがエアコンが生きてるので、この夏はこの部屋で過ごしてます。

 

一番奥の部屋。ここがかなり新しい雰囲気の部屋で、とても綺麗です。

 

何故か床の間がこの部屋にも隣の部屋にもあるという不思議。

二面採光ですが西日が強く、雨戸を開ける機会はほとんどないです。笑

 

かわってキッチンへ。

こちらもリフォーム済みの綺麗な雰囲気で、使い込んでる感じはないです。

 

手前の壁は70年前の古いままですね。

キッチンは東側で、実際に住んでみると断熱材が入ってないのか、夏はものすごく暑く、冬はめちゃくちゃ寒いです。

 

お風呂。綺麗です!

 

トイレ、綺麗です!浄化槽です!

水回りは古民家や中古物件を見る際に顕著な差が出る場所で、私は昔のタイル張りの床が苦手(怖い)。

なので水回りが綺麗だったのも購入の決め手でした。

リフォームすれば良いじゃん!という意見もありますが、うちは夫(素人)が「リフォームは全部自分でやる!」と思っており

私は(いつになるやら・・・)と疑っているため、はじめから綺麗な方がありがたい。

 

最後は屋根裏へ。(すみません、写真は階段上から撮ってます)

 

屋根裏は広々としていますが

 

天井が低く、柱が頭にぶつかります。

この部屋も一部屋とカウントしているようです。

実際には床=天井の一枚板で、よく見ると一階が板の隙間から見えます。

多分元々は農作業の何かを置いておく、納屋のような使い方をしていたのでは?と思います。

 

以上、ルームツアーでした!

気になるお値段は?ちょっと高めの車一台分くらいですかね。

見つけた時がたまたま値下げされたタイミングで、自分的には「古民家買うならこのくらい」と思ってた

金額よりも安く購入できました。

買って住んでみて1年の感想

ん〜、じゃあ買ってみる?と低空飛行気味で購入した物件ですが、結果買って大正解の家でした。
実際に週一で住んでみないと気づかないことをまとめてみます。

良い点

  • 水が美味しい 
  • 周りや音を気にしなくて良い
  • 隣人が良い人ばかり

特に隣人が良い人たちで本当良かったと思っています。程よい距離感は保ちつつ、町会で必要なことは声かけてくださったり、旬のものをわけてくださったりして、よくしていただいて本当ありがたいです。

実は購入時、契約終わった後に売主さんから隣人の良くない話を聞いたため、内心陰鬱としていました。が、引っ越しのご挨拶に伺うとそんな事は全くなく、むしろ良くしてくださり、人と人とのことでもあるし、先入観は良くないなと思いました。

 

また、毎回違う猫たちがやってきて、設置した監視カメラのほとんどが野良猫で、もっぱらリアル「ねこあつめ」になってるのも和みポイントです。笑

気になる点

  • 切り株や埋まってるゴミがあって整地が進まない
  • 暑い、寒い、夜暗い
  • カラスやハクビシンなど害獣がやってくる
  • 竹があちこちに生える

特に困ってるのが土の中から出てくるゴミです。

無駄に土地が広いからか、一昔前はゴミは埋めてたからか・・・

駐車スペースの整地をしようとすると切り株やまるまるのガラス酒瓶、

ゴロ石、割れた鉢、急須の蓋、タイヤ、材木、トタン、鉄屑等など

土中で分解できなかった廃棄物がゴロゴロとでてくるわけです。

これにはまいりました。だいぶ進んで綺麗にはなりましたが、まだまだありそうです。

これから中古物件を購入する人へのアドバイス

  • 「建築確認通知書」の有無を確認する→購入後の増改築に関わる
  • 初めて買うなら不動産を通した方が良い→見た目以外の「わからない」はプロに任せる
  • もしもの時のために多めに資金を用意する→予算マックスの家は選択肢から外す
  • 一番暑い時と寒い時の気温を知る
  • 「出口」を想定する→いつかは売るのか?等

移住する、家を購入するというのはそれこそ個人性の高いもので、人それぞれ千差万別。

一概には言えないのですが、この辺は押さえておいたほうが良いと思います。

 

私的な今後の課題はもう少し滞在時間を増やせると良いなと思ってます。

今は暑くて作業が進まないです。特に整地とかですかね。

進捗はまた書けたら書こうと思います!