姉と「尾瀬に行きたいね」と軽く話して、本当に行くことになった格安の日帰りバス旅行。

 

体力→心配、装備→心配、天候→心配と調べれば調べるほど不安しかない、しかしもうやるしかない。

行くまではそんな気分で満たされてました。

 

朝5時起床、7時新宿発の小さいバスに乗って、練馬から関越自動車道で4時間ほど揺られ、着きましたよ尾瀬に。

7月下旬でしたが、やや曇りがちで少しポツリと降りそうな天候で過ごしやすい気候でした。

ユニクロの長袖UVパーカーを着ていてちょうど良いくらいでした。

 

鳩待峠から出発!なのですが、最初の目的地「山の鼻」までの3.3キロは緩やかな下り坂

下り坂ってことは山を下ってるんですね。これが思ってたより長い!一時間ほどずっとくだりで地味に膝にきます。

すぐあの尾瀬の風景が広がってるわけじゃあないんですねぇ・・・

 

やっと「山の鼻」に到着!まだまだ先は長いけど、12時前で少しお腹も空いてるのでお昼ご飯にしました。

オプションで頼んで鳩待峠で受け取った群馬名物 尾瀬 吹割「まいたけ弁当」!

味が染みてて美味しかった〜 600mlのペットボトルお茶が一緒についてきて量が多いにも関わらず、散策中飲み干してしまうほど汗をかきました。

 

姉とパチリ。日陰ありがたい。

 

トイレ休憩も挟みつつ。

こちらは100円のチップ制ですが、任意で手前のボックスに入れるスタイルでした。綺麗な水洗でしたよ!

道中3回利用しました。トイレに関しては不便ない間隔でありました。

 

休憩終わって牛首方面へ!

わ〜やっとこの風景ですよ〜これこれ!尾瀬と言えばこれですよ!

天候はやや曇り気味ですが、雨が降らないだけ良しとしましょう。カンカン照りで熱中症になっても大変ですもんね。

 

下は湿原になっていて板道は高さがあるのですが、草が生い茂っていてこうみると高さを感じさせません。

 

所々に花が咲いていて可愛い。癒されます。

ワタスゲに

 

ヒオウギアヤメ

 

ヒツジグサ。

 

ヒツジグサは小さくってひっそりしてる姿が大変可愛く、ほっこりしました。

ヒツジグサの名の由来は「未の刻 (午後2時)頃に花が咲くor閉じるため」だそうです。

お昼頃行ったからちょうど見れたのかも!

 

そんなこんなで40分ほど歩いて牛首分岐に到着!

「山の鼻」に着いた時に知ったのですが、見頃のニッコウキスゲはこの先の尾瀬ヶ原(ヨッピ吊り橋方面)に行かないと見れないんですよ。

感覚としては、バスで着いて以来、歩いて、歩いて、歩いて、更に歩かないと見れない、かな〜り辛い感じ!

既に2時間近く歩いてますからね。

 

一緒のバスツアーに乗車した少し年配の方々はここで断念しておりました。

尾瀬に滞在時間は5時間ですから、片道2.5時間で折り返えさないと間に合いません。

 

話によるとここから20分ほどでニッコウギスゲの場所に着くらしいのです、頑張るしかない!

再び歩いて、歩いて・・・黙々と歩きます。

途中で写真を撮りたい夫さんは1キロほど遅れて到着、早く〜!

 

少し早足気味で歩いて・・・

道を抜けると・・・

 

やっと来た〜!

 

念願のニッコウキスゲ!うわ〜満開!来て良かった〜〜

 

姉と記念ポーズ!

なんとこの時だけ晴れ間が広がりました!神様!ありがとう!!

帰り道も曇ってまして、きっとこの一瞬だけ、神様が素晴らしい風景を見せてくださったのでしょう。

いつも旅行先では降られるのですが・・・ありがたいことです。

 

夫さんも喜びの舞(!?)

約2時間ほど歩かないと見られない光景に思わず笑みがこぼれます。

 

今年は豊作(?)だそうです、良いもの見れました。

青々とした緑の中にビタミンカラーの黄色が映えます。

 

さてさて、やっと着いた尾瀬ヶ原ですが数分ほどの滞在で引き返さなければなりません。

前を歩く他の方々もここで引き返していました。

 

時計を見つつ、同じ道をひたすら歩いて「山の鼻」

ビールののぼりが眩しい!笑 我々は帰り時間を意識しつつ先を急ぎます。

 

途中小休止を挟みつつ。

姉が持ってきてくれたお菓子「旅ガラス」で甘味を補いました。

 

「山の鼻」から「鳩待峠」までは緩やかな登り坂!

これが辛いですよね。世間話などでで苦しさを紛らわしつつ、帰り時間を確認しながら登りました。

 

参加している方々はシニアな人が多そうに見受けられましたが、この上りは結構厳しそうでした。

そう考えると、尾瀬は勢いや気合で歩けるトシのうちに行った方が良いのかもしれません。

(私も明日は筋肉痛&関節痛になってもかまわない!って気持ちで歩いてました)

 

帰り時間の30分前に鳩待峠に無事帰還!!

待望の花豆ソフト(500円)をいただきました!

甘くて美味しい〜幸せの味!!!疲れも吹っ飛びます!

 

アイスを食べてる時はもう日が山に沈んで雲も厚くなって結構暗くなっていました。

お土産を軽く買って、バスに乗り、また4時間かけて新宿に戻りました。

平日に行ったからか、途中渋滞が全くなく、新宿に着いたのは7時過ぎで予定よりも早く着きました。

 

格安のバスツアーは添乗員なし、どこも他に寄るところなし、あるのはトイレ休憩だけの

シンプルツアーですが、だがそこが良い!という感じでした。

 

初めての尾瀬は、天国のような場所でした。

自然に囲まれ、自然しかなく、それがゆえに生活感がまるでなくて・・・

昔からの世界観がずーっと守られてる場所。凄くないですか?

 

こんなところが東京から車で数時間にあるなんて、この世はまだまだ知らない世界があるんだなぁと

写真とかじゃなくて、実感として感じました。

 

もしまた行く機会があったら、今度はミズバショウの咲く頃に行きたいです。