先週木曜日のセミナーにて
テキスト「こころの科学 151」 特別企画「いじめ・不登校・学校」
”不登校を超え、みずからを生きる” 生野学園 宇都宮誠氏 より抜粋
「ありのままの自分を受けとめてくれる」
「開花するのを待ってくれる」と感じることができて初めて
「自分は人とつきあえる人間なんだ」
「ここにいいていいんだ」という拠りどころと意欲が生まれてくるのだと思う。
卒業生の語りより
「・・・・・この3年間で、父親も母親も家族全体が変わった。家族のつながりをそれぞれが意識するようになって、本当のつながりが生まれてきたような気がする。そういう意味では俺の不登校はいいことやったかもしれない。」
過去の体験自体は、変えることができない。しかし、過去をめぐる記憶は、変えることができるのではないだろうか。
まず、休憩などをしてゆとりのあることが必要である。そして、精神的にも物理的にも安心できそうな居場所を見つける。そこで、人とかかわり、人と言葉を交わし、自分の手で触り、自分の足で歩き、自分で感じ、自分で考え、自分で判断するなど、いろいろな体験を重ねてゆく。
そのことによって新たな自分が発見され、それなりの器としての自分が実感でき始める。そうすると、愛情の念をともなって過去を想起でき、癒しがたい傷も自己の中で統合してゆけるのだと思う。
と、書かれています。
私も、2人の子どもの不登校を体験して、苦しんだり傷ついたり、消えてしまいたいと思ったこともありました。でも、そんな体験があっても、今、笑って過ごすことができている現実。
人は変化しつづけることができる。成長しつづけることができる。
だから、「大丈夫。」って言える気がしています。
「にじいろパレット」の活動が目指しているところは、
「大丈夫!ひとりじゃないよ。」と、安心して人と関わることのできる居場所づくり です。
セミナー後半で、「にじいろパレット」の活動を皆さんに知っていただけるチャンスがありました。
大学の教授からは
「不登校の小、中学生のためのキャンプ」の情報をいただくことができました。
同じ参加者のひとりの方からは
「不登校・学びネットワーク東海」の会員募集要項をいただきました。
(早速、会員登録しました)
また、同じ市内から参加されてる方もいらして、「にじいろパレット」の活動に関心を持っていただけました。
「つながり」
ひとつひとつの小さな「つながり」が大きな「つながり」に広がっていくのを実感しています。
こんな「つながり」が感じられるのも、子ども達の「不登校」のおかげなんです(^^)
ホントに、苦しくて先が見えない日々を過ごしていましたが、
この先、何が起こるか不安もありますが、今はこの「つながり」があるから大丈夫って思えます。