順調に取引先、「つなぎビジネスローン」の利用者を増やしていた私たち。
ある取引先により、風向きが変わります。
ある日、その取引先社長から
「期日に返済出来ない」
という電話が入りました。
理由を聞くと、
「売掛先から、当てにしていた売掛金が回収できない・・・」
というわけです。
あくまでもテスト販売の「つなぎビジネスローン」。
延滞先への交渉、債権回収のプロセスもすべて経験、実績として
財産となることから、ここでも「自分たちのやり方」で・・・。
「一度は社長の言う事を信じる」ということで、
社長が言う、「●●月〇〇日には返済する」という話を信じて、
待つことに・・・。
勿論、その間協議を繰り返し、
「●●月〇〇日」までに返済されなかった場合の対処を決定し、
強制執行の準備を行うことにしました。
取引先には酷かもしれませんが、
商品の特性や事業収支を考えると、一日も早く債権回収するのが鉄則。
「●●月〇〇日」まで、社長を信じて待ちましたが、
やはり、「売掛金が回収できていないので、返済できない」との返答。
「内容証明郵便」を発送し、「債権差押命令申立書」を準備。
取引先が保有する「商品」を差し押さえることにし、裁判所に提出。
取引先から入金があれば、差押の申し立てを取り下げることにしました・・・。
(つづく)