やり取りが始まったお孫さんとのメール。
(この頃はLINEなんか無かったのでね・・・)
お客さんのお孫さんであるという意識が少しずつ
希薄になり、心の距離が徐々に縮まっていくように感じていた
ある日。
昔で言う「金融庁検査」の対応で資料作成に追われていた私は、
土曜・日曜も出勤し、検査で提出する資料を作成していました。
休憩中にもメールのやり取りをしていた私ですが、
「料理が好きで、今日はお母さんと一緒に料理してます」
というメッセージが届いたので、調子に乗った私は
「今度、何か作ってください」というメッセージを返したところ、
「いいですよ」と返っていうメールが返ってきました。
その翌週末、「金融庁検査」の資料作成を終えた私は、家で
ゆっくりしていたところ、
「今日は、いちご大福を作りました」というメールが届きました。
調子に乗った私は、「食べたいなぁ」というメールを送ったところ
「いいですよ。今日も仕事ですか?」と返事が返ってきたので、
忙しいフリをしたかった私は、「今日も仕事です」と返信したところ
「職場まで持って行きましょうか?」というメッセージが!!
「遅くなりますよ」と返信したところ
「別に大丈夫ですよ。何時に行ったらいいですか?」と返信が・・・。
嬉しさの反面、可愛らしいお孫さんの背後にいる、
資産家のおばあちゃんと婿養子を迎え入れるその家柄に怖気づく私。
「早くて19時頃になると思います」とメッセージを返したら、
「じゃあ19時頃、阪急大宮駅の近くに行っておきますので、
仕事が終わったらメールください」というメッセージが・・・。
いよいよ収集がつかなくなり、
急いでスーツに着替えて、1時間半かけて
京都へ向かう事になりました。
(つづく)