銀行員というお堅い職業で、時々あるのが
「うちの娘貰ったって・・・」
「うちの事務員さん・・・」
「うちの孫・・・」
というお話です。
京都支店に在籍していた時、
私の身にも起こりました!!
仕事を終え、同じく大阪から通う営業課長と帰宅している途中の
電車内で事は発生。
「いつも祖母がお世話になっています・・・」という
メールが私の携帯に届きました。
その祖母とは、京都市内でラブホテルとお茶屋さんを経営している
資産家のおばあさん。
ビックリして営業課長に、「こんなメールが届きました」と見せたところ、
「大坪君!逆玉やないか!!!とりあえず、食事に誘おう!!」と言われ、
その場で、「こちらこそお世話になっています。・・・・。
良かったら、一度食事にでも行きませんか??」とお誘いのメールを送ると
「是非、お願いします」と返信が来ました。
以後、営業課長と私は大興奮。
以前から、そのお婆さんからは
「うちの孫、貰ったってくれへんかなぁ」
と言われてましてが、そのお婆さんも凄く気の強い方で
娘さん(お孫さんのお母さんで、こちらもお客様)とよくケンカをしている
事は知っていたので、「中々大変やろうな」と思っていました。
お婆さんは、京都市内を滋賀県方面に向かい、東山トンネルを抜けたところに
あるラブホテル街の一角にホテルを保有しており、その近くに居宅を構えていました。
娘さんは嵐山の高級住宅街に居宅を構えていて(ご近所に、亡くなられた細木数子さんの自宅が
ありました)、ある日、いつも玄関先に置いてある大きい壺が無かったのを見て、
「壺はどうされたんですか?」と聞くと、
「母が怒って割ったのよ・・・」と・・・。
「色々と大変な家やなぁ」と思った事はよく覚えています。
そんな家の娘さん・・・。
「どんな子なんだろうか?」
そう考えながら、営業課長とともに食事をするお店探し。
先斗町にある、ちょっと洒落た和食屋さんを予約しました。
(つづく)