🌼青空文庫の新着、中野鈴子「おとろえ1/おとろえ2】を朗読しました。
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#中野鈴子  #詩


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おとろえ 1

人の作品をみてから
その人のことが気になって仕方がない
こういう気持ちの行く手には恋が立っていることにもなるのだろう
そう思ったら涙が出てきた


おとろえ 2

陽が かげってくるとほっとする

夜が来ると 過ぎた年月が闇の底に埋められるような気がする



底本:「中野鈴子全詩集」フェニックス出版
   1980(昭和55)年4月30日初版発行
底本の親本:「中野鈴子全著作集 第一巻」ゆきのした文学会
   1964(昭和39)年7月10日発行
初出:「樹 第二号」北荘文庫
   1957(昭和32)年4月25日発行
※表題の連番は、底本編集時に与えられたものです。
入力:津村田悟
校正:かな とよみ

 

 

 



🌼中野 鈴子(なかの すずこ、1906年(明治39年)1月24日 - 1958年(昭和33年)1月5日)は、日本の詩人。

🌼経歴
福井県坂井郡高椋村(現在の坂井市丸岡町)一本田に生まれた。作家、政治家の中野重治は次兄。坂井郡立女子実業学校(現福井県立三国高等学校)を卒業、郷里で2度望まない結婚をし、2度離婚を勝ち取った。

🌼1929年4月、中野をたよって上京。1930年、検挙された小林多喜二の救援活動の中心を、原泉や村山籌子とともに担った。この活動を通して第一線のプロレタリア詩人として成長し、1931年日本プロレタリア作家同盟に加入した。
1932年1月、宮本百合子編集長のもとで『働く婦人』編集部員となり、昭和東北大凶作取材記事を3回にわたり同誌に連載するなどの仕事をした。この間『戦旗』『ナップ』『プロレタリア文学』『働く婦人』などに詩や小説を発表した。
1936年、結核療養のため帰郷、父母を助けて農業に従事した。

🌼1949年秋、有志とともに新日本文学会福井支部を結成し、朝鮮戦争さなかの1951年4月には「戦争やめよ、県民の平和の声を発表しよう」と、文芸誌『ゆきのした』を創刊した。

🌼筆名は一田アキで、詩集に「花もわたしを知らない」などがあり、『中野鈴子全著作集』が刊行されている。

🌼一本田の生家跡に、「花もわたしを知らない」と刻まれた文学碑がある。