人の遺伝情報の保存と伝達を担う細胞核。その中には46本の染色体とそれを構成するDNAがあります。
「遺伝子」とは遺伝子情報の一つの単位で、この情報はDNAのひも状の部分をつなぐ「塩基」の並び方で決定されます。
※ 塩基 … A(アデニン)・G(グアニン)・C(シトシン)・T(チミン)
人によって筋肉や脂肪の付き易さに差異がありますが、これは各自固有の遺伝子(親から受け継いだ設計図)のなせる業です。
日本人の多くは「β3AR受容体:リンゴ型」、「UCPI:洋ナシ型」、「β2AR受容体:バナナ型」の3種類の肥満関連「遺伝子」を持っており、どの遺伝子に変異があるかで、その体型や痩せるポイントが規定されます。
リンゴ型:男性に多く、ウエストが気になるタイプ。好物だが
糖分の代謝が苦手。努力で脂肪が落ちやすい。
対策:糖質ダイエットが効果的。豚肉やレバー、玄米など
ビタミンB1を含む食品を同時に摂るとよい。
洋ナシ型:女性に多く、お尻や下腹部、太腿が気になるタイプ。
好物だが脂肪の代謝が苦手。食事制限では効果薄。
対策:運動による カロリー消費を中心に、脂肪の多いおか
ずを減らし、いわし・さんま・卵・牛乳等ビタミン
B2を含む食品を摂るとよい。
バナナ型:太りにくく細身の体型。蛋白質が血肉になりにくい。
太ると痩せにくい特徴もある。
対策:筋肉をつける運動を中心に行うと同時に魚や豆腐等
の蛋白質を多く摂るとよい。低血圧・心臓病に注意。
肥満遺伝子に由来するホルモン「レプチン」。レプチンは脂肪細胞から分泌され、本来、脳幹(視床下部)に満腹サインを送るとともに血糖値を下げ、交感神経を活性化してエネルギーの消費を促進させる作用があります。しかし、その量が増えすぎると脳が拒絶し効果が減少していきます。
また、痩せてくると脂肪細胞は不必要とみなされて減少し、太ると必要とみなされて増殖に向かうという皮肉な一面もあります(アポトーシスの減少)。太りだすと悪循環に陥る所以です。
月並みですが、自分の身体の特徴を理解し、意識的な運動と食事を心がける工夫が必要のようですね(因みに私はリンゴ型です)。
なお肥満遺伝子的には60種類ほどあり、それぞれの特性が相互に影響するため、明確な型分けは難しいようです。あくまでご参考に。
【遺伝子タイプを決めるチェックシート】
http://relax-diet.com/genediet.html
※遺伝子検査は参考程度に。

