22、食事事情
数ヶ月も経てば、シェアハウス生活にもすっかり慣れた。
自炊も勿論するが、せっかくの海外暮らしなのだから地元のソウルフードも味わってみたい。
とは言ったものの、オーストラリアという国には、特にコレといった食文化があまり無いようなのだ。
フィッシュ&チップスも美味しいが、イギリスからきたものだし、これがオーストラリア料理だ!と言えるような物が見当たらない。
カンガルー肉や、クロコダイル肉も日常的に食されるものではないし。
強いて言えば、オージービーフ、フルーツやナッツ類が豊富。
と言ったところだが、そんな中での楽しみは大勢集まってのバーベキューか。
語学学校の入学日が同じだったレイコは歳は8つ年下だが、とても良い友達になった。
ひとあし先に卒業した私だが、学校近くに住んでいるからか卒業後もこうしてバーベキューに呼ばれる事が多かった。
ちなみにオーストラリアではバーベキューの事を、Barbie(バービー) というひともいる。
以前も説明したように、公園には誰でも使えるバーベキュー台がある。
電気をつけるとすぐに鉄板が温まり、わりと大きいので大量に焼ける。
バーリーヘッズは本当に楽しい場所だ。
この夜は綺麗な女性デュオの弾き語りに引き寄せられて、少しドキドキしながら、あっすんと初めてこのバーに足を踏み入れた。
シャンパンと、チーズとか色々。
気持ちよすぎて飲みすぎた夜。
イタリア料理を習いたい!と、あっすんが言うので、私もついてきた夜。
オーストラリアに移住してきたハンガリーの女性で、この夜は故郷の味を私達に振舞ってくれた。
とても美味くて、話しの尽きなかった夜。
どデカ朝ごはん。
見た目にテンション上がるが、最後らへん胃がもたれる。
やはり、これか。
オージービーフは噛み応えがしっかりしている。
「口の中でとろける〜ぅ」なんていう日本の高いステーキとは一線を画する。
「肉だ、俺達は今まさに肉を喰らっているんだ!」と、顎で噛みしめると良い。
しっかり噛まないと、喉を通らない可能性もある。
具はツナとアボカドが王道。
庭でパパイヤが収穫できた為、パパイヤのお好み焼きをあっすんがよく作ってくれた。
シェアメイトが料理好きだと、美味しいものを毎日食べられる。
私が料理をあまりしないからか、手料理を振舞ってくれる人と節目節目で必ず出会えるのだ。
需要と供給、料理好きと食べる好き。
料理好きは食べて貰うのが大好きだから、うまくバランスがとれているのだと思う。
つづく
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