それは自分のことより弟と妹達を守る事だ。
父は「お前が一番最初に生まれた長男だ
奏斬も一番かもしれないがあいつは次男だお前より少しだけ遅く生まれたそれだけだがお前が兄である事は変わらない。
だから弟達を守れよ」
親父は日本人なのに国語が苦手だったからだろうか日本語が変だ
だがわかる事は、オレは長男
下の弟達を守ることがオレの役目だと
それを知った日
俺は弟達に迷惑をかけないようにした。
熱があったとしても、誰にも言わず知らないうちに治すこともあった
勉強と部活が大変すぎて
倒それそうになったり
オレは誰にも頼らないようにしていた
ある日それに初めに気づいたのが俺の妹
音羅だった。
「兄さんなんで一人で抱え込むの?
兄さんには私達がいるんだから、頼りなよ」
と言われたが、俺はそれを否定してしまった。
「オレは親父から弟達を守るように言われているからそれは無理だ」
「それは自分の体調を気にせずに?
今の兄さん見ていたらいつ倒れるかわからないよ。そんな兄さん見るの嫌だよ」
「オレはどうすればいいのかわからない」
と音羅に言ったら音羅は
「それなら私にいいなよ!
私はいつも私たちに見せてくれる兄さんの顔が見たいよ」
オレはそれに甘えてしまったんだろうな
次の日オレは音羅だけに弱音を吐いてしまった。
しまったと思ったが遅かった
「やっと言ってくれた。兄さん楽になったでしょ?」
と言ってくれた。
その時
キュンとしてしまった。
その時のオレは知らなかったこれが初恋だとことを
続く