備後八幡(びんごやわた)駅は、JR西日本 芸備線の駅です。
駅舎は、コンクリート瓦葺の切妻屋根、壁は押縁下見板張りです。
こちらの地方で多く見かける、半分駅舎。
しかしながら、昭和初期竣工の駅舎は当時の雰囲気を色濃く残しています。
広島県庄原市東城町菅
1935年(昭和10年)6月15日開業
▼駅舎全景。
▼正面の出入口。
古き良き昭和の懐かしい雰囲気があります。
▼正面の駅名板。
▼建物財産標を見つけました。
「鉄停 駅 本屋1号 昭和9年9月」と記されていました。
今年で83年になります。
▼押縁下見板張りが素敵でした(笑)
▼こちらの妻側は、切断された部分。
基礎部分は残っていますが、窓もなく殺風景。
▼待合室内の様子。
当然ながら、窓口やチッキ跡は塞がれてしまっています。
▼駅ノートが置いてありました。
一筆献上させて頂きました。
▼一日往復6本のダイヤ。
学生やサラリーマン向けダイヤ???
▼山間の静かな駅ですが、訪れた9月はカメムシが大量に発生していて列車待ちの間、大変困りました。
▼廃ホームが線路共々残されています。
▼駅名標。
▼駅舎よりホーム側に飛び出ているトイレ。
▼トイレにも建物財産標がありました。
「鉄停 駅 便所2号 昭和9年9月」と記されています。
トイレも今年で83歳になります。
▼ホームは、単式1面1線です。
▼利用客の少ない芸備線ですが、廃線にならぬよう願います。