高(たか)駅は、JR西日本 芸備線の駅です。
駅舎は、瓦葺の切妻屋根、壁は白壁の漆喰に押縁下見板張りですが、改修された部分に一部に石膏ボードが貼られています。
こちらの地方に残る木造駅舎は、旧事務室部分が切り取られて待合室部分のみが残された半分の規模の駅舎が多い中、辛うじて開業当時の姿を残している貴重な木造駅舎です。
広島県庄原市高町市場
1934年(昭和9年)3月15日開業
▼駅舎全景。
▼正面の駅名板。
▼駅名財産標には、「鉄停 駅 本屋1号 昭和9年3月」と記してありました。
▼窓枠は残念ながらアルミサッシに改修されてしまっていますが、壁は押縁下見板張りです。
▼軒下部分の一部は、石膏ボードが貼られています。
妻側の飛び出したドアのある部分は、トイレだったのでしょうか?
▼ことらの妻側の漆喰が一部剝がれかけています。
▼待合室はシンプルな構造ですが、ドアが開けっ放しだったので、訪れた時期が夏の終わりということもあり、室内に虫がたくさんいました。
▼待合室内の天井にある四角い照明の座繰り跡。
開業当初は、ランプだったのでしょうか。
▼ホーム側から駅舎を見ると、窓枠等が改修されたせいか、そんなに古い感じはしません。
▼かつて交換設備があった反対側ホームが残っていますが、線路は撤去されています。
▼駅名標。
▼ホームは、単式1面1線です。
▼駅舎側には、引き込み線があったと思われる跡があります。
▼木造駅舎は維持管理が大変なのでしょうけど、いつまでも残したい貴重な鉄道遺産だと思います。
▼ダイヤはスカスカで、たった1日5往復しかありません。
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