小和田(こわだ)駅は、JR東海 飯田線の駅です。
駅舎は、トタン張りの切妻屋根に壁は縦羽目板貼りです。
民家が周りに1軒もなく、一体誰が利用するか疑問に思います。
この周辺には、元々集落があったらしいのですが、ダム建設による水没や道路分断により集団移転。
水没を逃れた民家1軒が駅から徒歩20分、更に山道を40~50分歩いた集落の数件だけになってしまったそうです。
駅周辺には道路が無く、山道を徒歩で赴くか、列車でしか駅にたどり着けない駅です。
隣駅の中井侍駅から歩くとなると迂回路で約4時間くらい掛ってしまうそうです。
立派な駅舎は集落がまだあった当時の面影を残しています。
また、この小和田(こわだ)駅は、皇太子さまと皇太子妃雅子さまの御成婚当時に、雅子さまの旧姓である小和田(おわだ)雅子さんと同じ漢字を使った駅なので小和田駅訪問ツアーなどが組まれ観光客で大変賑わった駅です。
いま現在は静寂を取り戻していますが。。。
静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家
1936年(昭和11年)12月30日開業
▼駅全景。
ホームは、単式1面1線。
もともとは、相対式だったようです。
素晴らしい雰囲気です。
▼切妻側が正面になります。
出入口の駅名板。
▼利用する人が殆どいない立派な木造駅舎です。
▼3県の県境に近いので、こんな表示標が・・・▼駅名標。
▼駅裏手にある製茶工場の廃墟。
中を覗くと少々、不気味。
▼製茶工場跡とは反対側の道には、東屋があってそこに何とも言えないベンチがあります。
皇太子さまと雅子さまのご成婚を祝して2人掛け用ベンチです。
実物は、訪問した皆さんの目でお確かめください。
▼素晴らしい木造駅舎ですね。