ご訪問ありがとうございます。不妊治療て授かった息子と双子(一卵性)の娘を育ててます。

息子(K) 5歳3ヶ月
娘たち(Y&A) 0歳4ヶ月


現在育休中。2022年4月復帰予定です


9月9日は救急の日。
記録しておきたいことは山積みなのですが、どうしてもこの日に書きたかったことなので書きます。育児とは関係のない話ですがよかったら読んでください。


この日になると思い出す出来事があります。
そして、毎年、心肺蘇生法と異物除去法を勉強しなおします。

私は看護学生の頃、二次救命(医療者の心肺蘇生処置方法)の学生サークル活動をしてました。

学生がスキルと知識を高める目的でワークショップを主催しその参加者がまた主催・インストラクターとして参加者を教えるような活動でした。レンタカーでみんなで乗り合わせてあちこちに行ったり、講義担当で徹夜でパワポ作ってコスプレして講義したり、飲み会で熱く語り合ったり…楽しかったな。

学生時代は救急について勉強はしてましたが、閉塞感の強い看護専門学校生活で他の医療学生と繋がりたかったり、再入学組なので勉強して引き出しを増やしておきたかったり…ま、ガチでやってた割には崇高な動機があったとは言えず…
そして、所詮学生の座学なので、実体験に基づいた確信も持ててなかったと思います。

でも、とある夏の日、私は学んだ心肺蘇生法を旅行中の一般人として実践することとなりました。そして、「行動ひとつで救える命がある」ことを実感しました。

「行動ひとつで救える命がある」ことを知ってほしくて体験を書くこととしました。


看護師一年目の今頃、遅めの夏休みを取り、OGとしてワークショップに参加した後に一人旅で高山に泊まりました。
朝の神社を散策した後、やってきたツアー客と入れ違いで帰ろうとした時、神社の方で悲鳴とざわつきが聞こえました。振り返ったら、人が倒れて周りが立ち尽くしてました。

放置したらいけない気がして、そのまま、猛ダッシュで戻ったところ、階段中央に男性が倒れてました。口は動いてるけど、丘に上がった魚のような呼吸(下顎呼吸・死線期呼吸というもので、正常に息は吸えてません)で意識はありません。

周りに声をかけて首を固定して階段から下ろして頸動脈を確認したら触知せず。胸骨圧迫(心臓マッサージ)をして、周りにAEDを依頼してるうち、救急車がきて救急隊がAEDを装着。波形はVFでその場のショックでは心拍が戻りませんでした。

後日、電話とお手紙をいただき、救急車の車内で心拍が再開し、病院についた頃には意識が戻りそして、検査入院して後遺症なく退院されたと聞きました。
「ここまで何もないのは奇跡的。心臓マッサージをしてもらえてよかったね」と言われたそうです。そして、このことを機に消防署にお願いしてツアーに一緒に行った団体(地域の商工会的な集まりだそうです)で心肺蘇生法の講習を開催してみんなで勉強したそうです。

未だに年賀状のやりとりがありますがお元気に過ごされていて安心します。


今は急変や心肺蘇生を使うことがほぼない職場にいる(いた)のため心肺蘇生法の知識はアップデートされません。
ですが、いざという時に患者さんや家族を救えるように、この時期になると一旦、情報を取り直し勉強しなおすようにしてます。

心肺停止後の救命は時間が勝負です。
心拍が止まると組織に酸素がいかなくなるので急激に臓器の細胞が死んでいき身体が死に向かっていってしまいます。
心臓が止まったら速やかに心肺蘇生法を開始する必要があります。


脳は停止後3.4分から障害を受けるため、心肺蘇生法の開始が遅いと高確率で障害が残ってしまいます。
蘇生後脳症という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、心拍停止から再開までの時間が長いと助かっても脳に損傷を受けて大きな後遺症を負うことも多いです。

胸骨圧迫(いわゆる心臓マッサージ)は止まった心臓の代わりに血液を組織に送る効果があるので大幅に救命率を上げ、後遺症出現率を下げます。

救急車が到着するまでの時間は平均8.7分なので(「令和2年版 救急・救助の現況」の公表) 、心肺停止した人が助かるかは居合わせた人が心肺蘇生法を行えるかにかかってるといえます。

心肺蘇生法の知識と技術を身につけた人が増えて、目の前の人が倒れたら助けなきゃと思う人が増えることで救える命は増えます。

長々書きましたが…要は

  • いざというとき、家族を救えるよう心肺蘇生法を学んでおこう
  • できたら他人が倒れた時も助けよう


と伝えたいです。

前置きのつもりでしたが、長くなったので今回、心肺蘇生法と異物除去法について勉強しなおしたことは次にまとめたいと思います。

一般人に向けた心肺蘇生法は消防署で講習会が開催されてたりするのでよかったら参加してみてくださいね。頻度は少ないですが、小児の心肺蘇生法についての講習も行われているようなので。

この間、道端で動けなくなってた高齢者を介助した時に横にいた息子が「Kちゃんも人を助けられるようになりたい!」と言ってたのでコロナが落ち着いたら心肺蘇生法について子どもも学べるような場所をみつけて参加したいなあと思ってます(母校の看護学校が看護の日あたりで一般公開イベントしてたし、病院もそういうのをやってるところは多いので)。


その時の旅は東海道本線から湖西線経由で北上し、北陸本線で金沢入りして学生救急のワークショップに参加、金沢で一泊した後、和倉温泉へ行き、高山で一泊して温泉に浸かり、さらに下呂温泉に入り南下して岐阜から東海道本線で帰るという旅でした。

鉄オタではないんだけど、青春18きっぷ旅が大好きで毎年使ってました。時刻表を見ながら計画を立てて景色をぼーっと見つつ知らない土地に行くのが好きで…。(普通の旅行は点移動で青春18きっぷ旅は線移動などイメージ)
ただ、10時間とか普通に電車移動するし、接続の関係で60分駅に足止めとか普通にあるので周りから理解は得られずほぼ一人旅💧

息子は2.3歳の頃は鉄道好きだったのでいつか一緒に計画を立てて最終18きっぷ旅をしたいなぁと思っていたら、鉄道→恐竜に興味が移ってしまいましたニヤニヤ
いつかまた子どもが巣立てばゆっくりと旅をしたいです。

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