大部屋も数日経ちました。少し慣れました。

初めはひっそりしなきゃとピリピリしてましたが、廊下の音が響くし、周りもガサガサしてる時もあるので、あんまり気にしすぎず生活してます。

痛かったり苦しかったりで横になれないので、座って時間をつぶせることが必須です。


ずっと座って何かをして、1日1回くらいは何かしら用事を作ってコンビニに行って、外来スペースで少しぼーーーっとしています。

マスクが苦しいので長時間は無理ですが、外(といっても室内ですが)の空気を吸うと少しリフレッシュできます。




また少し前の話になってしまいますが…


主治医より手術説明がありました。

息子の時は緊急帝王切開で「赤ちゃん苦しいから切ります」宣言からの怒涛のサイン、オペ準備、出棟だったのできちんと説明を聞くのは初めてです。


先日受けた夫の手術は外来に家族同席で来るよう指示があり私も一緒に聞きましたが今回は私だけ病室で。

少し早いけど、MFICUの個室から大部屋に移っちゃう前にしときましょうって感じでした。


主治医が部屋にきて、帝王切開術と輸血についての説明を説明書を読み上げていくかたちでした。


適応としては「双胎妊娠」と「既往帝王切開」。

Cセンターは双子も既往帝王切開も全例帝王切開です。


麻酔は腰椎麻酔。

硬膜外麻酔は超緊急で全麻でやる場合を除いてはしないと助産師さんにきいています。


リスクとしては大きいものは出血。


息子の時は羊水混みで700か800くらいだった記憶があります。


双子は羊水混みで1.5L(単胎は1L)程度の出血となることが多いと言ってました。

1.5Lときくと多いなって思いますが、羊水込みなら血自体はそれほど多くないのかも。


ネットでぐぐると双子なら全例、自己血貯血をやっている施設もあるようですが、Cセンターは前置胎盤など大量出血の可能性がある場合のみ行っており、双子を理由にはしないとのこと。


双子は子宮の皮が伸びきってるので弛緩出血が起きやすく、子宮収縮剤をしっかり使うと言ってました(絶対痛い奴やーーー笑い泣き)。


出血が止まらない場合は最終手段としては子宮摘出ですが、子宮動脈塞栓などを試みるなどできるだけ子宮温存でいくと話してました。


ほんと、コウノドリの世界。

あれを見てるから多少の説明はびびりません。


輸血の同意書にもサインをしました。輸血による感染症などの説明などなど。この●年は一例もないなど、数字もしっかり説明してくれてました。

まあ、このあたりはお約束って感じですよね.


あとは、付属器の摘出。

これは胎児を出す時に邪魔になるような筋腫などがあればとることはあるけど、邪魔じゃなければ取らないということでした。また、開腹して腫瘍等が偶然見つかってとった方が良さそうなら取ることもあるとか…。まあ、稀みたい。


その他、感染、創部離開、児の損傷、イレウスなどなど。


イレウスについては、明確に言われてませんが、私、息子の出産でサブイレウスにはなったと思います。

術後、ガスも便も出ず2.3日目あたりでどんとんお腹が張って冷や汗が出るような腹痛でのたうちまわり、助産師さんに訴えたけどあまり取り合ってもらえず…摘便してもらっても出ず…で、様子観察。

痛すぎて、最後、このままではあかん‼️と自己判断で手持ちのピコスルファートを1瓶全部飲み干して(→ほんまはやっちゃダメ)、トイレで冷や汗をかきながらなんとか便とガスを出したら腹痛やお腹の張りが消えて楽になりました。


…というようなことがあったと主治医へ話したら、多分イレウスっほいねーってなことをいってました。大体は絶食で改善するようです。


あとはDVT(深部静脈血栓)の説明。これはしっかり説明してますと言ってました。

術後のフットポンプと弾性ストッキングを実施にて予防。

息子の時の病院は帝王切開は全例、ルーチンで術後に1日2回、血栓予防の注射を打ち、退院前に下肢静脈エコーを撮るという徹底ぶりでしたが、Cセンターは術中に何かあるとか、よほどのリスクファスターがない限りはやらない方針のようです。


DVTは対策すると加算が取れることもあり、勤務先でも整形ではリスクスコアと計画書をドクターに入れてもらい、弾性ストッキングを積極的に使っていました。

でも、対策してもたまに血栓ができてました。


血栓ができても浮遊性がないとたいてい様子観察で何もなく経過しますが、稀に飛ぶと大変なことになります。


1回だけ脳外の患者さんでDVTが肺に飛んで肺梗塞を起こして急変した現場(いきなり呼吸停止・心停止してコードブルーかけて総出で救命処置となりましたが、残念ながら亡くなりました)にでくわしたことがあるの、恐ろしさは充分知ってます。

あとは大きな血栓が詰まって下肢壊疽までいってしまい大変なことになった事例も体験したことがあります(壊疽がどんどんすすんでいっても保存療法だったから処置も大変だったし、見てて辛かった)


どちらも寝たきりに近い高齢者でしたが…

身をもって怖さは知ってるため術後は頑張って動こうと思いました。


術前検査(レントゲン、採血、心電図)は週明けにするとのこと。

そして、週数も進んできたので、週1の内診&エコーに追加して、間にエコーで羊水チェックを追加するそうです。羊水だけのチェックなので短時間とのこと。双子に会える回数が増えるので嬉しいです。


仕事で手術の説明に同席することはあるのて慣れてはいますが、リスクばっかりきいてるとどんよりしますね。

でも、手術の説明をきくと、もう少しで会えるんだなーって思います。


でも、もう少し、お腹で育っててーって気分です。親の都合ですが、早生まれは是非とも避けてほしい(うちの職場は育休延長不可で時短も制度自体がなくてできないため、保育園問題は切実ですガーン)。