陽性後ですがタイトル通りのため、こちらで書いてます。

診察に行ってきました。
結論からいうとダメでした。

今日は混んでいて30分ほど待って呼ばれました。
臨月の妊婦さんが入院するらしく病棟からお迎えに来てました。母子手帳を受付に出してる人がちらほらいて羨ましくて悲しくてなんともいえない気持ちになりました。

呼ばれてすぐ内診。
無言のままゆっくりエコーを動かしカチカチと計測するドクター。画面は向こうに向いたままなので見えません。

3日前8.8mmだった胎嚢は10mmちょうどと言われました。中身は相変わらずないと言われました。
経膣エコーの画面は結局最後まで見えてもらえませんでした。

その後、経腹エコーも。今度は画面を見せてくれました。ぼんやりした楕円形がうつってました。

Dr.「ここに、胎嚢があるけど、中には何もないです。厳しいですね」

終わって、パンツをはいておはなし。


本の週数目安表のようなのを見せながら

Dr.「今日で7週です。本来なら胎嚢は2cmで胎芽も1cmくらいある時期です。胎芽が見えず胎嚢とその半分なので、残念ながら今回は厳しいと思います」

Dr.「そして、あとはホルモン補充をいつまで続けるかです」

私「今日で終わりでいいです」
状況はわかってたので、無駄に引っ張る必要はないと思いそう答えました。泣くわけでもなく、取り乱すわけでもなく淡々としていました。
着床時からHCGが低いなか胎嚢確認までこれた。小さいながら頑張ってくれた子。もうこれ以上、頑張らせるのは酷だし、私も辛いから終わりにしようと思いました。

Dr.「もう少し週数が大きいと手術も考えますが、胎嚢も小さいので自然に出るのを待ちます。補充をやめると1週間くらいで出てくると思います。出血して出てきたら連絡に来てください。もし2週間経って何もなければその時も連絡して受診してください」

と言われました。

えええ??自然排出待ち一択?

てっきり手術だと思っていたし、もし選択肢を提示されたら手術を選ぼうと思っていたので、まさかの自然排出指示に戸惑いました。

表面上は取り繕ってましたが、この時が一番心の修羅場だったかもしれません。

が、ここは職場の病院だしごねるのはいや、手術は手術で怖い気持ちもあったので、ごり押しで手術を希望するまでの気持ちには至らず、お礼を言って診察室を後にしました。

看護師さんから
「大丈夫?向こうの椅子で少し座っていく?」
と言われましたが、すでに受け入れていたことだし、人前で泣くのは苦手、ましてや職場だから泣けない、さらにもうここにいるのは辛いと思い「大丈夫です」と答えて待合室に戻りました。

でも、自然排出が怖くて、会計提出ファイルを持ってきた看護師さんに

私「いつくるか不安です。出血も痛みも怖いです。仕事中にきたらどうしよう…仕事とかどうしたら…かといって、ずっと休んで待つわけにもいかないし」

と言いました。

ナース「そうですよね。たしかにいつくるかわからないし仕事はしてもいいと思います。不安ですよね何かあればいつでも来てくれていいですよ」

と言ってくれました。
万が一、仕事中に起きたらそのまま外来へ行けばいっか、と思いました(めちゃくちゃ迷惑はかかりそうだけど)。そのまま外来を後にしました。

よく考えたら、妊婦さんがたくさんいる待合室でする会話ではないですね。その時は気を使う余裕なんてまったくありませんでした。

で、病院を出ても落ち着かなくてしばらく原付の前で固まってました。

怖い怖い怖い。
痛いの怖い。血まみれ怖い。

なんで、不妊治療でたくさん痛いもしんどいも経て、やっと妊娠できたと思ったら結局ダメなの?
翻弄されて精神的苦痛を味わって、さらにこれから痛くて血まみれの排出を待つ恐怖を味わわなきゃならへんの?

そもそも、いつ排出されるのかわからない爆弾を抱えた状態で仕事や育児をするのは怖すぎる。

「お願い、手術してください」

と頼みに行こうか…と思いましたが、金曜日だからどのみち土日を挟むから手術はその先になるし、1週間以内に排出されるとの予測から考えると手術日組むまでに排出されるかもしれない。
そもそも手術だって楽なわけじゃない。処置を含めて職場の産婦人科病棟にいなきゃならない状況だって苦痛なはず。職場だから痛いとか辛いとか言いづらいし泣けないな…。そして、今さら、手術してと駆け込みにいく患者になりたくない。変なプライドが働いて踏みとどまりました。

そして、さらに職場で出血しようがしまいが、突然に流産して休むことにはなりそうなので師長に話を通しておこうと思い、病棟へ行き報告してきました。(土日は師長が休みだから)

流産が確定したこと、自然排出待ちで1週間いないに突然起こる可能性が高いこと、2週間超えると手術になる可能性があることを伝えました。
そして、急な欠勤になるかもしれないし、最悪職場で流れる可能性とあることを伝えました。でも、いつ起こるかわからないものに対し仕事を休んでも仕方ないので出勤はすると伝えました。

かなり心配されたので、覚悟してたので流産は受け入れてること、でも排出は怖いことを話しました。そして、今後はまた治療して次こそ妊娠したいので、今後の不妊治療への協力もよろしくとついでにいいました。

わかったと言ってもらえました。

あっけなく私の妊婦生活は終了しました。
あとはお腹の子どもを見送るだけです。


自然排出待ちの不安な日々が始まります。