日曜日、リプロの体外受精の説明会へ行ってきました。
1時間の中でたくさんのパワポの資料の中から要点を押さえて解説してくれたからすごいわかりやすかったです
データを示しつつ、大体こういった患者にはこういう方向で治療してるいう戦略も示してくれたので、きっと私はこういう感じで治療が進んでいくんだろうなという見通しができて、なんだかすっきりしました
がっつり刺激してできるだけ全部凍結して翌周期からホルモン周期で移植していくのがリプロの基本方針みたいです
(もちろん患者の状況次第で方針は変わると思います)
低AMHの私の場合はアンタゴニストで刺激することになるんだろうなと思いました。
今回の質問については次回の診察時に質問できるよう紙を渡されたので、いくつか書いて待 持っていこうと思います。
(時間の都合もあるんでしょうが、他の人の疑問と回答からも理解を深めたかったので、できたら全体の質疑応答があればよかったなとは思いました)
説明において…前院はとにかくひどかった。
ワード打ちのプリントにDVDを自分で見る方法だったけど、受精の仕組みと体外受精の方法、刺激法がさらさらーっと説明してあるだけで、そんなのその辺の本読めば書いてあるし、治療する人はみんな知ってるんちゃう？って程度の内容のうすさ。
DVDはプリントの内容を動画にしただけのもの。動画といっても静止画にちょろっと矢印とかが動く程度のアニメーション(いかにもパワポで雑に作りました的な)に明らかに素人がしゃべってる音声説明が追加されただけな作り。
これ、動画の意味ある？？
と夫婦でツッコミ大会しながら見てました。
で、そんな内容なのに、このプリントと動画で情報量1000円が徴収されるんです。足元見過ぎ
私が知りたいのって、クリニックの治療方針とか治療根拠とかだし…それについては全然わからなかったし…うーん、すごい無駄。
正直、前のクリニックではなんとなく私ってアンタゴニスト法？？みたいな理解しかできてなかったです(勉強不足すぎるのもありますが)
今考えると、低AMHで成熟卵3つ採れたし、3つとも受精して4分割卵までいけたから、技術的には悪くないクリニックだったんだと思います。
でも、その貴重な3つのうち1個を凍結胚移植より確率の悪い新鮮胚で移植したのは失敗だったと思うし、4分割の段階で全部凍結せず、1.2個は胚盤胞まで育ててから凍結したかったと思います。
まあ、前院のことをボロクソ書いてますが、自分の意見を持ちつつ相談できるほどの知識を持てないまま流された自分が悪いのは重々承知です。
ただ、いい医療って一方的じゃなく患者の事情や想いと医療者の方針をすり合わせながらお互いの気持ちを一致させることから生まれるものだと思うんです。
主役は患者で患者が納得して医療を受け、主体的に関わることが大切だと思ってます。
そのために相手の気持ちや事情を汲み取ろうと話を傾聴しつつ情報収集を行い、相手の理解度に合わせた説明や情報提供を行って患者に選択してもらうことが必要だと思ってます。例え選択肢がひとつでも説明し納得した上での同意を得るべきだと思います。
どうしても多数の患者をさばかねばならないドクターだけではそこまで関われないのも現実。たまにすごく患者さんへの対応がうまいドクターもいますが、多くのドクターは余裕がなく(もしくはその方面の能力がなく)治療の上で患者さんが不満をもってるケースがよくあります。そういう時にはナースの出番です。
私はナースとして働く中で全員にしっかり関われなくとも、治療の選択を求められてる患者さんや、初めての治療に臨む患者さん、なんとなく困ってたり迷ってたりしてそうな患者さんには意識的に関わるようにしています。そして、情報共有して一貫して関わっていけるよう記録に残します。他のナースが残した記録を読んで継続的にケアしていけるよう考えながら関わるようにしています。
病棟と違って忙しい外来では、なかなか難しいことだと思うんですが、外来でも看護的な関わりは不可欠ですし、医療がチームで患者さんのために関わっていこうとしてる姿勢があるかないかで関わり方がぜーんぜん違うように思います。
前院はナースも受付も採血の後に診察があるのかも把握してない状態だったので、ナースに何聞いても無駄だし、ドクターはろくに説明せぬまま勝手に治療すすむし…いろいろ論外な感じでした。
じゃ、リプロがそういうことができてるところか？？といえば、転院したてなのでわかりません。
でも、そういう場所であればいいなと期待はしています。
少なくとも説明会でクリニックの方針と治療戦略の取り方は大体理解できたように思います。
さらに理解するために資料を読みつつわからないところは調べたり質問したりして勉強していきたいと思います。
前院より患者として主体的に関わって納得して治療を受けていけたらいいなと思います。
